女子フライ級タイトルマッチ5分5R。マイア3位。
ランキングない女子フェザー級と並んでもっとも盛り上がっていない女子フライ級。一回級上のバンタムで王者とスプリット判定まで行ったシェフチェンコが強すぎるせいもある。ここまで3度の防衛戦のオッズは、対戦相手が10.25倍、9.25倍、8倍と大差で、今回も10倍。試合内容もオッズ通りシェフチェンコが圧倒している。キック・ムエタイで世界王者になっている他、ボクシング・テコンドー・柔道などのキャリアもある武芸百般ファイター。
8月に予定されていた下位ランカーのヴィヴィアニ・アロージョの試合が、ヴィヴィアニがコロナ陽性となって当時ランキング3位のジョアン・カルダーウッドに変更。ガードからの腕十字で一本勝ちし、タイトル挑戦が転がってきた運を持っている。シュートボクセ所属で柔術とムエタイの黒帯。
いかり肩のシュートボクセスタイルで構えて出るマイア。パンチを打ち込むところに組み付いたシェフチェンコ。首投げでテイクダウン。ガードを取るマイア。密着したまま殴るシェフチェンコ。肘。マイアのクローズドガードで時間が進む。密着したまま殴っていくシェフチェンコ。レフェリーもブレイクせず。ホーン。
1Rシェフチェンコ。
2R。組んだシェフチェンコが投げて倒すが、すぐに立ったマイア。ケージに押し込む。押し込まれながら膝を入れるシェフチェンコ。押し込まれながら投げを狙ったシェフチェンコだが潰されて下に。ハーフ。固めたマイア。シェフチェンコがケージを蹴って脱出しようとしたが返せず。ガードに戻す。三角を狙うが防いだマイア。ガードのまま動きがなくホーン。
2Rマイア。
3R。シェフチェンコ組んだが、入れ替えてケージに押し込むマイア。抜け出そうともがくシェフチェンコ。マイア放して殴り離れる。シェフチェンコがパンチから組み付いてボディロック。後方に倒してテイクダウン。サイドからハーフに。がっちり押さえ込んでいるシェフチェンコ。シッティングガードに戻して立ったマイアだが残り1分。押し込みながらテイクダウンを狙いつつ膝。シェフチェンコはケージでこらえると逆に投げてテイクダウン。ホーン。
3Rシェフチェンコ。
4R。入ってくるマイアをかわしながらパンチを打ち込むシェフチェンコ。マイアはガードを固めつつ出ていくももらい続けている。シェフチェンコ距離をキープしつつ四つに組んだシェフチェンコが足をかけてテイクダウン成功。サイド。押さえ込みながら殴る。マイアハーフに戻すが、また足を抜かれてサイドに亀になったマイア。バックマウントを狙ったシェフチェンコだが、マイア片足フックされたところで正対しハーフガードに。肩固めを狙うシェフチェンコだが残りわずか。ホーン。
4Rシェフチェンコ。どちらが下になっても抜け出せずに時間が過ぎていく。マイアはフィニッシュが必要に。
5R。マイアすぐに出て組んで押し込むが、入れ替えたシェフチェンコが引き剥がした。バックスピンキックが脇腹にヒット。パンチ連打で出たシェフチェンコ。マイア組み止めてケージに押し込む。投げを狙ったがこらえたシェフチェンコが膝を入れる。離れた。残り2分半。打撃を入れるシェフチェンコ。マイア組み付いてケージに押し込むが、シェフチェンコが入れ替えて肘を入れ離れる。残りは打撃で活路を見出そうとするがタイムアップ。
2Rの時点ではマイアにもチャンスがあるかと思われたが、テイクダウンが取れたのは1度だけで、後はシェフチェンコペースを崩せず。