UFC255:第9試合・ケイトリン・チューケイギアン vs. シンシア・カルヴィーヨ

女子フライ級。チューケイギアン2位、カルヴィーヨ4位。次期挑戦者決定戦であり、タイトルマッチで出場できない選手が出た場合のために組まれたバックアップファイト。

チューケイギアンはバンタムからフライ級に落としてから5勝3敗。リーチの長さを利したアウトボクシングで判定勝ちするスタイル。王者シェフチェンコのタイトルにも挑戦したが、まったく何もさせてもらえないまま完敗している。先月、ストロー級から上げてきたばかりのジェシカ・アンドラジと対戦し、ボディブローをもらってKO負け。ボディブローでのKO負けなので、脳のダメージは少ないかもしれないが…。今回もストロー級から上げてきたカルヴィーヨとの対戦。

カルヴィーヨはストロー級で体重オーバーを繰り返したため、6月の前戦からフライ級に階級を上げると、初戦でいきなりランキング1位のジェシカ・アイと対戦。得意のテイクダウンで攻めて判定勝ちして、いきなりのタイトル挑戦もありえるかと思われたが、今回はもう1戦挟むことに。アンドラジがフィニッシュしているチューケイギアンだけに、内容も問われる。

やはり上から落としてきたチューケイギアンと下から上げてきたカルヴィーヨでは体格差がある。カルヴィーヨのジャブがヒット。チューケイギアンの蹴りをキャッチしてテイクダウンしたカルヴィーヨだが、すぐに立った。チューケイギアンがリーチを活かしてアウトボクシング。カルヴィーヨ飛び込んでワンツー。カルヴィーヨレッグダイブを仕掛けたが、チューケイギアンはきれいに切った。またパンチを入れていくチューケイギアン。飛び込んだカルヴィーヨがパンチを入れる。残り1分。カルヴィーヨワンツー。またワンツー。しかし遠いか。ホーン。

1R手数は五分。

2R。チューケイギアンの間合いで試合が続く。カルヴィーヨも飛び込んでパンチを入れる。1Rより圧が強めのチューケイギアン。カルヴィーヨがなかなか出られなくなっている。飛び込んでワンツーを入れたカルヴィーヨ。また左が入る。タックルを仕掛けるが間合いが遠く切られる。チューケイギアンがアウトボクシングでヒット数を稼いでいく。残り1分。ジャブで迎撃し続けるチューケイギアン。ホーン。

2Rチューケイギアン。1Rは微妙だが、カルヴィーヨが落としているとすればフィニッシュが必要となる。

3R。やはりチューケイギアンの間合いで続く。カルヴィーヨがパンチで出るがバックステップでかわされる。カルヴィーヨ、ローも届かない遠い間合いに。飛び込んでくるのも読まれていて何もできず。蹴りをキャッチされ倒されたがチューケイギアンは近寄らず立たせる。チューケイギアンが膝を打ち込み出るところにタックルを合わせたカルヴィーヨだが倒せず。またタックル。組ませず引き剥がしたチューケイギアン。タイムアップ。

三者フルマークでチューケイギアン勝利。

カルヴィーヨ、アウトボクシングを崩せず完敗。これでタイトル挑戦は遠のいた。

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