UFC255:第8試合・マウリシオ・ショーグン vs. ポール・クレイグ

ライトヘビー級。ショーグン14位、クレイグ15位。

昨年11月の再戦。下攻めグラップラーのクレイグが、打撃では優勢だったが、得意の引き込みからの攻めがショーグンには読まれていて、2R以降したのまま終わったにもかかわらず、なぜか三者三様のドロー。今回が決着戦。

大ベテランのショーグンは、クレイグ戦後は7月にホジェリオ・ノゲイラ引退試合で対戦し、過去2回と同じく僅差の内容から判定勝ちで3連勝とした。ショーグン自身も、残り2,3戦での引退を宣言しており、衰えは顕著ではあるが、なにげに直近7戦ではアンソニー・スミスにしか負けていない。

クレイグはショーグン戦の後はアンチグロフと対戦し、得意の三角で一本勝ち。UFC5勝4敗1分けだが、勝った試合はすべて一本勝ちで、全試合パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。デビュー以来、勝っても負けてもフィニッシュ決着が続いていたが、前回のショーグン戦でそれが途切れてしまった。

蹴りで牽制するクレイグ。じわじわ詰めるショーグン。パンチで飛び込んだ。連打を入れて離れる。クレイグダブルレッグ。テイクダウン。ハーフ。ショーグンはディープハーフからスイープを狙うが、クレイグは首を抱えてがぶりつつ頭部に膝。アナコンダチョークで引き込む。外れたがスイープしてまた上に。パンチを打ち込むクレイグだがショーグン立ってスタンド。クレイグまたタックル。ダブルレッグで倒した。バックに回るクレイグ。ケージにもたれてバックマウントは防ぐショーグン。ハーフバックで引き込もうとしたクレイグだが、ショーグン反転して上を取る。クレイグはハーフからエレクトリックチェアーでスイープを狙う。返そうとするところにケージがあり返せない。ハーフガードに戻る。ホーン。

1Rクレイグ。

2R。ショーグンがパンチで出る。ワンツーがヒット。クレイグのジャブをもらう。クレイグ組み付いてテイクダウン。今度は両足フックバックマウント。しかし足のフックを外して立ったショーグン。クレイグ離れ際にパンチを入れるとすぐにまたタックルへ。シングルレッグに切り替えて倒した。またバックを取られたショーグン。上に乗られてハーフバックで殴られこんどは体が伸びた体勢でバックマウント。パウンド連打。レフェリーが止める前にショーグンタップ。

1年前の対戦に比べてだいぶ落ちていたショーグン。落日の敗戦。

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