ライトヘビー級。
今年7月のファイトアイランド大会でUFCデビューしたジョージアのドリゼ。0勝2敗のカディス・イブラギモフ相手に、放った左ハイの膝が顔面にクリーンヒットしてのKO勝ち。まだMMA7戦・UFC1戦のキャリアしかないが、全試合KO勝利ということでメインカードに抜擢されている。グレッグ・ジャクソンMMAに在籍中はジョン・ジョーンズのスパーリングパートナーを務めていた。
ブラジルのアランは、コンテンダーシリーズブラジルに出場経験があるが、その時は一本負け。昨年7月に欠場選手の代役として試合10日前にUFCデビューし、1勝0敗のマイク・ロドリゲス相手に接戦の末判定勝ちしたが、レベルは高く見えなかった。インターバル2週間で2戦目が組まれ判定勝ちしたが、試合後の検査で禁止薬物が検出されノーコンテストになり、1年の出場停止。今回が停止明けの初戦。シュートボクセ所属。
組み付いたドリゼがクリンチからパンチ連打を打ち込むと、そのままテイクダウン。サイド。アラン下から腕十字。腕を抜いて脱出したドリゼ。スクートに。ドリゼなんと足関。外ヒール。回転して逃れたアラン。今度は内ヒールに切り替えるが、足を引き抜いて立ったアラン。打撃を打ち込むドリゼだがアランのパンチもヒット。アランの方がリズムよく打撃を入れている。ドリゼは単発だが重そうなパンチを打ち込む。間合いが詰まったところでドリゼのショートのパンチが効いたのか?アラン仰向けに倒れる。上になったドリゼ、また足関に。ヒールを狙うが足を引き抜くアラン。上になったドリゼ。スクートで足を蹴ってホーン。
1Rドリゼ。
2R。さかんにスイッチするドリゼ。ドリゼタックル。テイクダウン。すぐにサイド。ハーフに戻したアランはギロチンに抱えるが、ボディを殴って外したドリゼ。パウンドで削るドリゼ。強いパウンドの連打。またギロチンに抱えるアランだが外される。残り1分。ガードに戻してもすぐにハーフにされるアラン。ドリゼが常にパウンドを入れて休ませない。残りわずかでまた足関。さすがに無理がある。足を抜かれて立たれた。ホーン。
2Rドリゼ。足関をやけに狙うが精度が低い。ラウンド終盤はダメ元で仕掛けているのでいいのかもしれないが。
3R。スイッチして打撃を入れていくドリゼ。アランもらいながらも出ていく。距離を取るドリゼ。アランのパンチをかいくぐってシングルレッグ。こらえたアランにボディロックするが、アラン引き剥がしてパンチを入れる。どんどん出ていくアラン。組んだドリゼだが、アランが外掛けしてテイクダウン。ドリゼちょっと疲れたか?下から腕十字。外されるとまた足関。背中を向けて立ったアランを追いかけて上に。ハーフからパウンド。体を起こさずコツコツパンチを入れるドリゼ。タイムアップ。
ドリゼ、初の判定に。
判定29-28、28-29、30-27の2-1でドリゼ勝利。
ドリゼに入れたジャッジはどのラウンドを評価したのか不明。無敗をキープしたドリゼだが、全体的に攻めが雑。
#UFCVegas16 Official Scorecard: Dolidze vs Allan
— UFC News (@UFCNews) 2020年12月6日
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ジャッジペーパー。3Rは2者がアラン、1者は1Rもアランに入れていた。
http://mmadecisions.com/decision/11566/Roman-Dolidze-vs-John-Allan
メディアのジャッジはほとんどが30-27でドリゼ勝利にしている。