女子ストロー級。ダーン11位、ジャンジローバ13位。
柔術世界王者のダーン。昨年、出産しママケンジーとなってからの初戦で敗れ、MMA初黒星を喫したが、今年に入ってからの2戦はいずれもランク外の相手に一本勝ち。敗れたアマンダ・ヒバス戦ではテイクダウンを奪えず打撃で押されるという展開だったのが、ここ2戦は先にグラウンドで下になってからのフィニッシュで、ランカー相手にそれが通用するのかどうか。
Invictaで魅津希を破って王者となりUFCと契約したジャンジローバはここまで2勝1敗。初戦は初代ストロー級王者のカーラ・エスパルザにテイクダウンを奪われ判定負けでMMA初黒星を喫したが、そこから2連続一本勝ち中というのがダーンと共通している。黒帯で16勝中13の一本勝ちがある。ダーンほどの競技柔術の実績はないが、そもそもアマチュアである柔術世界大会に出場できるのは、富裕層か、太いスポンサーがついている選手に限られ、ジャンジローバはそのどちらでもなかった。果たして世界王者相手にジャンジローバの柔術はどこまで通用するのか、それとも柔術での勝負は挑まないのか。
パンチで出るダーン。ジャンジローバはフットワークを使って距離を取りつつ大振りのパンチを放っていく。ダーン飛び込んで連打を打ち込む。今日は打撃で行く気満々のダーン。それはジャンジローバも同じか。ケージまで下がらせたダーンがパンチ連打を入れるとシングルレッグに。ケージでこらえるジャンジローバ。肘を入れて離れたダーン。ジャンジローバが左ミドルから右フック。ダーンまたパンチから組んで押し込むが離れた。かなり大振りなジャンジローバ。ワンツー。ホーン。
1Rダーン。
2R。ダーンがまた出ていく。ジャンジローバはジャブを入れる。ダーンの蹴りをキャッチして倒したが、グラウンドには付き合わず立たせる。ダーンがまたパンチ連打から距離を詰めて押し込むが、入れ替えるジャンジローバ。膝の打ち合い。離れた。どんどん出てパンチを打ち込むダーンだが、距離を取ろうとして出したジャンジローバの前蹴りをキャッチしシングルレッグ。が、こらえたジャンジローバ。ケージに押し込まれたダーンが引き込むように下に。鼻のブリッジをカットしているダーン。ジャンジローバは密着したまま肘を入れるが、ダーンが下から仕掛けていく。足をすくって足関を狙ったがホーン。
2Rは僅差だがジャンジローバ。
3R。またスタンドで出ていくダーン。シングルレッグ。ケージでこらえて肘を入れるジャンジローバ。入れ替えて逆に押し込む。離れるダーン。組もうとしたダーンを引き剥がし、離れ際に左ハイを入れるジャンジローバ。それでもダーンは出ていき先に手を出す。ジャンジローバも打ち返しているが、それ以上に手を出しパンチがヒット。交代したジャンジローバ。下がったところにタックルに入るがまた切られる。引き込み気味に下になったダーン。ジャンジローバ付き合わずスクートで下からペダラーダを入れるダーン。ブレイク。ミドルを入れたダーン。ジャンジローバがジャブを入れる。ちょっと疲れたのか、前に出る圧がなくなったダーン。ジャンジローバがケージに押し込むと、入れ替えてタックルに。ジャンジローバ飛びつき三角。外れてオモプラッタに。ケージ際で返せず、そのままアンクルを狙う。こらえて鉄槌を入れるダーン。タイムアップ。
3R次第。
三者29-28でダーン勝利。
