PANCRASE320:セミファイナル・冨樫健一郎 vs. 金田一孝介

ライト級。冨樫1位、金田一はランク外。

大ベテランの冨樫は、王者久米、暫定王者ヤン坊が上にいるとはいえランキング1位。しかし直近5戦ではパフルディノフ、トム・サントス、上迫、林源平に敗れていて1勝4敗。先週40歳になったばかり。

金田一は2018年に7年のブランク明けで復活し、半年間で4連勝したが、そこからまた1年以上のブランクがありランク外へ。8月に試合が組まれていたが、相手が直前で欠場。代役もまた欠場となり、結局中止となって、今回はまた2年以上のブランク明け。過去2戦はいずれも豪快なKO勝ち。

当日軽量で1階級上の契約体重ではあるが、腹回りがずいぶんゆるい冨樫。金田一が挑発しつつ打撃を入れる。間合いを詰めた冨樫。左がヒット。金田一も右を当てていく。どんどん出る冨樫。金田一一転してタックル。テイクダウン。冨樫オモプラッタ。しかしサイドに回られた。ボディに膝を入れる冨樫。立った冨樫の立ち際にパンチを入れた金田一。しかしまた出ていく冨樫。金田一はサークリング。ホーン。

1R1者冨樫、2者金田一

2R。またサークリングする金田一だが、冨樫の左がヒット。金田一タックル。切られた。ミドル、前蹴りで距離を取ろうとする金田一金田一がニータップからパンチを入れる。またタックル。切られる。またタックルに入るがまた切られた。冨樫が単発ながら左を当てていく。ホーン。

2R2者冨樫、1者金田一

3R。金田一タックル。テイクダウン。すぐ立つ冨樫だが、立ち際にパンチを入れた。サークリングに入るが金田一また一転してタックル。今度はパウンドラッシュ。冨樫立ったが顔面から出血。金田一またサークリング。冨樫出ていくがサークリングされ入って行けず。金田一がジャブ、前蹴りで詰めさせない。タイムアップ。

判定2-1のスプリットで金田一勝利。

冨樫は3R前半にテイクダウンからパウンドをもらった時点で逆転が必要になったが、サークリングする金田一を攻略する手段を持っていなかった。

「じっちゃんの名にかけて、次も勝ちます。1位の冨樫さんに勝ったんで、次は松本さんと次期挑戦者決定戦で対戦させてください。暫定王者ヤン坊君はRIZINに行きたいって言ってますけど、だったらベルトを返してください。僕たちあれを巻きたくてやってるんで」

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