PANCRASE320:第9試合・上田将竜 vs. 杉山廣平

フライ級。上田5位、杉山8位。

一昨年、小川にハイキックでKO勝ちしタイトル戦をアピールした上田だが、昨年7月の翔兵との暫定王座決定戦ではパンチでダウンを奪われパウンドラッシュでKO負け。さらに昨年末は元王者の神酒と対戦し、1Rオープンスコア上田、2R神酒で分け合った末の3Rに、両者出ることが出来ず、結果スプリット判定負けで連敗。

柔術が強い杉山は昨年から3連勝中。このところ2戦はランカー相手の勝利で、前回はチョークでの一本勝ち。25歳で覚醒しつつある。初めてトップ5ファイターに挑む試合。

飛び込んだ杉山に上田タックル。バックに回ろうとした杉山だが上田がテイクダウン。杉山立つが上田がボディロックしていなおもテイクダウンを狙う。後方に倒したが、杉山ガードに戻す。立った。投げの打ち合いから上になったのは上田。サイドからギロチン。かなり力を入れて絞めたが仕留められず。杉山立って差し返す。足をすくってテイクダウン。しかし時間がない。残りわずかでマウントから肩固め。肘を立てて防いでいる上田。ホーン。

1R上田。

2R。杉山タックル。シングルレッグから倒しに行くが、倒され際で上になった上田。杉山立つがケージに押し込む上田。入れ替えて杉山がテイクダウンを狙う。投げの打ち合い。両者下にならない。また投げの打ち合いから上を取ったのは上田。しかし杉山ケージを使い立つ。またテイクダウンした上田。四の字バックを狙ったが杉山正対し上を取り返すが時間がない。パウンドを入れるがホーン。

2Rは1者杉山、2者上田。

3R。杉山のタックルに上田はキムラ。そのまま後方に投げる。外れたが上になりギロチンに抱える。アナコンダ。しかし入れず立たれた。投げから杉山が上を取った。マウント!パウンド。反転した上田だが、そこから回転して上を取り返す上田。杉山立ったが上田がタックル。倒されたがケージで立った杉山。逆にタックル。上田ギロチンで引き込む。残り時間がない。パウンドを落とす杉山だがタイムアップ。

判定3Rは杉山に入ったが、オープンスコア通り29-28、28-29、29-28の2-1で上田勝利。

「連敗とコロナ禍で引退も考えた」という上田、試合後に感涙。

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