【Titan FC66】鼻を折っていたプエルタ、攻撃より口撃の多かったペナフィルを破る

<フライ級/5分3R>
フアン・プエルタ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジョー・ペナフィル(米国)

元フライ級王者プエルタが左ローを蹴る。ペナフィルはスイッチで構えを変えるが、ローで前足を削られる。ノーガード、距離を取るペナフィルは左ローを受けると構えを変えるが、待ちの姿勢を続けローを蹴られる場面が多い。プエルタのクリンチを切ったペナフィルは、様子見のファイトながらローで蹴られ続け、手数が非常に少ない。

プエルタの右フックに投げキッスを見せたペナフィルだが、ミドルを蹴られローに繋げられる。頭、上半身を振る変則的なスタイルのペナフィルは、とにかく手数が少ない。そのペナフィルが時折り見せるパンチは手打ちだ。プエルタは跳びヒザを狙い。ワンツーで左を当てる。さらに左ローを2つ入れたプエルタが文句なく初回を取った。

2R、プエルタが左右に回りながら右ロー、ワンツーを当てる。ダブルレッグは切ったペナフィルは右を伸ばし、初回より積極的な動きを見せる。それでもプエルタが右フックを当て、前足をローで蹴る攻撃を続ける。ペナフィルはダブルレッグからボディロック、バックに回り、プエルタが胸を合わせるとシングルに切り替える。

腕を差して離れたプエルタがワンツーから、逆にハイクロッチでテイクダウンに成功する。股下を抱えて上体を起こしているペナフィルだが、クラッチが外れケージを掴んで立ち上がる。これをレフェリーが流し、プエルタはテイクダウン狙いからバックを取られてしまう。ペナフィルはここで攻めず、プエルタは離れてローを蹴りタイムに。ファイト中は動かないペナフィルが、プエルタに近づき首を掻っ切るポーズを取った……。

最終回、頭を振って前に出るペナフィルが右フックを当てる。間合いを外したプエルタは右フック&右ロー、ペナフィルも右を返し、近い距離でパンチの交換へ。ここでプエルタがローを入れ、さらにワンツーローを決める。

ペナフィルは左右のフックで前に出て、真っすぐ下がったプエルタの顔面を打ち抜くと、テイクダウン狙いを切ってバックへ。ワンフックのサイドバックのペナフィルは、プエルタにケージに押し込まれ下にされてしまう。スイッチでバックを伺いつつ立ち上がったペナフィルが、プエルタのキムラを防ぐ。ガードを取ったプエルタが、起き上がりながらシングルへ。

ペナフィルが切ると、プエルタは立ち上がらずガードを取り直す。ペナフィルは寝技に応じるが、すぐに立ち上がってボディにパンチを落とす。プエルタも下にい続け、逃げ切りを狙ってタイムアップを迎えた。何やら言葉を発し続けるペナフィルに対し、プエルタのセコンド=マルコ・パフンパが呼応しそうになる場面も、

結果は初回と2Rを取ったプエルタが逃げ切り判定勝ち、ペナフィルは最終回の動きが初回、遅くても2Rから欲しかった。勝者は2週間前に鼻の骨を折っていたことを明らかとし、10連勝&21勝目を挙げUFC出場をアピールした。


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