UFC on ESPN+41:セミファイナル・ジョゼ・アルド vs. マルロン・ヴェラ

バンタム級。アルド7位、ヴェラ15位。

アルドは現在3連敗中。フェザー級時代はマックス・ホロウェイとのタイトルマッチ2連戦で連続KO負けし、残りの契約満了での引退を表明していたが、そこから2連続KO勝ち。が、3戦目の現王者ヴォルカノフスキー戦で判定負け。そのまま引退かと思われたが、階級をバンタムに落とし再起。いきなりランキング1位のマルロン・モラエスと対戦し、メディアのジャッジも評価が真っ二つに割れる接戦の末、スプリット判定負け。負けたモラエスを差し置いてピョートル・ヤンとの王座決定戦に進出。ボディブローやローで前半は攻勢だったが、ヤンがテイクダウンからのパウンドに切り替えると、削られてKO負け。内容は悪くないものの現在3連敗中。

エクアドルのヴェラはMMAマイナー国出身という状況からか、常にアウェイでの戦いという不利な状況でKO・一本の山を築いたものの、なかなか上位で戦う機会が得られなかった。5連勝でランクインしてようやくソン・ヤドンとの対戦が組まれ、UFC無敗のヤドンに対し、終盤テイクダウンを奪い完全に攻勢に立ったが、前半の僅差のラウンドを落としていてスプリット判定負け。前戦ではまたも無敗で売出し中のショーン・オマリーと対戦し、オマリーの試合中の負傷もあってパウンドでKO勝ちした。

いつもどおりアップライトにかまえてプレスしていくアルド。ヴェラはカーフキック、前蹴りで牽制。アルドの右がヒット。ヴェラが飛び込んでボディロックからテイクダウン狙い。ケージを背負ってディフェンスするアルド。押し込みながら膝を入れるヴェラ。入れ替えて離れるアルド。再び打撃で出るが、入ってくるところにヴェラが蹴りを入れていく。アルド左ボディ。また左ボディ。右ボディストレート。右ロー。アルドの打撃のフルコース。ヴェラまた組んでいくが、組ませず引き剥がしたアルド。また右ボディストレート。ヴェラのハイをガードして左ボディ。ホーン。

1Rアルド。

2R。ヴェラがプレスするが、アルドの左ボディから右がヒット。アルド右ロー。ヴェラが出るがカウンターの左がヒット。左フックをもらったヴェラ。アルドの右がヒット。ボディへワンツー。プレスしたヴェラだがアルドが四つに組む。ヴェラがテイクダウンを狙うがこらえた。アルド膝を入れて離れる。アルドの右に左を返したヴェラ。残り1分。また組み付いていったヴェラ。押し込んで膝。入れ替えさせない。アルドが首相撲から膝を入れて離れたところでホーン。

2Rアルド。

3R。すぐ組み付いていったヴェラだが、アルドがスタンドでバックに回る。テイクダウンを狙うがヴェラがこらえると、アルドが背中に乗る。前に落とそうとしたヴェラだが落とせずに膝をつく。バックマウント。四の字バック。チョークは防いでいるヴェラだが時間が過ぎていく。座った体勢から立ち上がったヴェラ。背負われたままチョークを狙うアルド。倒れ込んだヴェラだが四の字バックは解除できず。背中のアルドを殴るのみ。アルドのチョークも読まれている。タイムアップ。

29-28の3-0でアルド勝利。

連敗をストップしたアルドだが、フィニッシュはできず。やはりフェザー級時代に比べると攻撃力は落ちているか。

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