【バンタム級】
○ジョゼ・アルド
(判定3-0)
×マルロン・ヴェラ
1R、ケージの中央を取ってプレッシャーをかけるのはアルド。両者ともに手数は少ない間合い地獄。その流れからヴェラが一気に距離を詰めてケージに押し込む。長い差し合いを経て身体が離れる。するとアルドの左ボディが冴え始める。サークリングするヴェラに対して単発ながら確実に打ち込む。右ロー、右のボディストレートも強烈。ヴェラは防戦一方だがラウンドを通してローで手数を稼いでラウンドを終えた。
2R、アルドは引き続きボディ狙い。ヴェラは嫌がっている素振り。中盤になるとヴェラが前に出始めたが決定的な場面を作る事が出来ず。逆にアルドは右ストレート、アッパーも当てて攻勢。ヴェラは組み付いてケージに押し込むがアルドの腰は重い。長い差し合いが続くが事態を打開出来ずラウンド終了。
3R、後がないヴェラ。開始直後から前に出る。組み付くと逆にスタンドでバックに回るのはアルド。背中に飛びついてそのままグラウンドへ引きずり込む。強引にチョークを狙うがヴェラは顎を引いてディフェンス。アルドは長時間バックをキープ。ヴェラは苦し紛れに立ち上がるがアルドは背中から離れない。背中から落とすがアルドは離れず、このまま試合終了。判定はアルドに軍配。連敗を止めた!
ジョゼ・アルド🤜💥🤛マルロン・ヴェラ#UFCVegas17 pic.twitter.com/oxNxjjpA8O
— UFC Japan (@ufc_jp) December 20, 2020
【ウェルター級】
○スティーブン・トンプソン
(判定3-0)
×ジェフ・ニール
1R、じわじわとプレッシャーをかけるのはニール。しかし手を出さずに圧をかける。トンプソンはサークリングしながら様子を窺う展開。互いに細かいパンチやキックを出すが決定的な場面を作る事が出来ないまま時間が経過。すると終了間際にパンチの交差からバッティング。両者ともに顔面をカットして出血。ドクターチェック後にラウンドを終了。
2R、パンチの交差からケージ際での差し合い。しかし展開なく身体が離れる。するとトンプソンの手数が増え始める。細かいジャブにミドルがヒット。連打にはならないがボディ、フックを着実にヒットさせる。ミールは前には出るがなかなか手が出ない。後半はトンプソンも手数を控えて後退、サークリングでラウンドを終えた。
3R、前に出るニール。ケージに追い詰めて差し合い。長らく続くがテイクダウン出来ずに身体が離れる。トンプソンはひたすら距離を取る。闘牛のような試合展開のままラウンドを終えた。そろそろ動きがほしい。
4R、互いにスタミナが切れてきたか。それでも手数はトンプソンが上手。サークリングから距離を取って細かいパンチ、ミドルを当てる。中盤にトンプソンがスリップして転倒するが、ニールはグラウンドに行かない。スタンドに戻るとニールが組み付いてケージに押し込むが展開を作る事が出来ずにラウンド終了。
5R、トンプソンは足を負傷したのか動きが鈍る。後がないニールだがプレッシャーをかけるが大きな手を出せずに時間が経過。トンプソンも細かい手数は出すものの決定的な場面を作れず試合終了。判定はトンプソンに軍配。なんともメインにしては物足りない内容だった。。。