那須川天心 vs. 武尊は第三者のリングで実現へ/武尊「1月24日に勝たないと次はないと思っている」/天心「決まれば全然やるよってスタンスですかね」


 武尊は「来年(2021年)実現させる決意を込めてRIZINの会場に来場しました」と、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)とのファン待望の対決を実現させるために来たと説明。

「この試合をやるためには中立なリングで、僕はK-1王者として、天心選手はRISEのチャンピオンとして、格闘技界をひとつにするための試合にしないといけないと思うので、僕の理想はK-1でもRIZINでもないリングを作ってそこでやりたいと思います」と、第三者的なリングでやるべきだと主張した。

 時期については「第一に、僕は1月24日に次の試合が決まっているので、この試合に勝たないと次はないと思っているし、勝った後に時期は決まってくると思う。だから今はそこに関しては何も言えないし、この先、僕はその試合で死ぬかもしれないし、いつも命が終わるかもしれないと思っているので、試合後の予定は入れないんです。またその後のお話になると思います」と、まずは1月24日のレオナ・ペタスとの防衛戦で勝たないと先の話は出来ないとした。


――去年に実現するためにずっと動いていると言われていましたが、中立のリングを作るために動いていて、その目途がたって今日来たってことなんですか?

「そういうことですね。そういう実現の仕方じゃないと、僕はこの試合はやる意味がないと思っていたので」

――武尊選手が1月24日にレオナ選手に勝つのは当然なんですけれども、那須川選手も2月28日に志朗選手と試合をすることになっていて、もしここで那須川選手が星を落としたとしても試合を実現させたい気持ちは変わらないですか?

僕は1月の試合も絶対負けないし、天心選手も絶対負けないので、その心配はしてないです

――那須川選手が来年いっぱいくらいでキックボクシングから卒業すると表明したことも、今回動いたきっかけのひとつになっているのでしょうか?

「いや、その前から僕はずっと実現するために動いていたし、いろいろな方たちが協力してくれて。まだ完全に決定しているわけではないですけれど、この試合をやるために動いてくれた人はたくさんいて、そのたくさんいた中でも実現できなかったことだったので、いろいろなパターンと言うか、この実現法はどうかなっていろいろな方々にお話ししてやってきて、やっと一番理想的な形で格闘技界が他のスポーツに負けないくらい、僕はずっとそういう格闘技界にしたいと思ってやってきて。そのための戦う場所を作れるんじゃないかなっていう。それでこういうアクションを起こしたので、それは関係ないですね」


 1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催される『K'FESTA.4』に「自分の試合を見に来てほしい」と武尊がメッセージを残したことを伝え聞くと「予定がなければ全然行きたいです」と前向きに答える。

 リング上のマイクで言った通り「本当に何も決まってないので。僕は次の試合が決まっていますし、向こうも決まっているので、お互い次に勝たないと。(その後のことは)分からないです。でも、いままでこうやって見に来たりはなかったので、長い期間でしたけれど、長い長い一歩を前進できたんじゃないかなって格闘技界全体が感じているんじゃないかなと思います」と、何も決まっていないが前進はした、との感想。

 2021年の大きなモチベーションになるのでは、と聞かれると「そうですね。でもまあ、まだその試合があるかないか分からないので、そこに左右されてはいけないなと思いますし、決まれば全然やるよってスタンスですかね」と、正式に決まるまでは意識しないとした。

 お互いに次の試合があるので明言は出来ないものの、これら一連の過程を見ていると主催者はRIZIN、RISE、K-1とも違い日程も会場も決まっている気がします。続きを読む・・・
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