UFC on ABC1:セミファイナル・カーロス・コンディット vs. マット・ブラウン

ウェルター級。両者ともに現在はランク外。

暫定王者のコンディット。2016年のロビー・ローラーとのタイトルマッチでスプリット判定負けしてから泥沼の5連敗を喫した。内容も悪く、5敗中一本負けが3試合。リリースか引退勧告がされてもおかしくなかったが、約2年ぶりの復帰戦となった10月のコート・マッギー戦ではアウトボクシングで危なげない勝利。これが契約最終試合となるが、負ければ再契約される可能性はほとんどない。コンディット自身はリリースされても他団体で続けることを宣言している。

対するブラウンは2014年のロビー・ローラーとの次期挑戦者決定戦から6戦で1勝5敗。特に3連続フィニッシュ負けの後、一度引退を示唆した。しかしその後も現役を続行し、ディエゴ・サンチェスとベン・サンダースに連勝。が、今年5月のミゲル・バエザ戦では2RKO負け。やはりダメージの蓄積を感じさせる試合内容だった。

蹴りを入れていくコンディット。飛び込んだがブラウンが組み付いてボディロックからテイクダウン。ハーフ。パウンドを入れていくブラウン。コンディットはガードを取る。どのタイミングでカットしたのかわからないが、出血しているブラウン。インサイドで密着したまま細かいパウンドを入れる。コンディットも下から殴る。またハーフに。またガードに戻したコンディット。ハイガード。腕を引いて十字・三角のディフェンスをしていているブラウン。パウンド。今度は足関を狙うコンディットだがブラウン読んでいる。ケージで立ったコンディットがスイッチで上を取り替えいたが残り20秒。今度はブラウンが足関狙い。コンディットはパウンドを打ち込み凌ぐ。ホーン。

1Rは上になっていた時間の長さでブラウン。

2R。左右のパンチ連打で出たコンディット。ブラウンは飛び込んで肘を打ち込む。コンディットのパンチ連打がヒットするが、ブラウンは組み付くとケージに押し込む。そのままボディロックしテイクダウンを狙うが、こらえたコンディット。肘を入れて離れるブラウン。コンディットがまたパンチを打ち込むと飛び込んでテイクダウン。ブラウンのガード。コンディットはインサイドから肘・パウンド。ハーフにする。ガードに戻したブラウンに肘を入れる。ホーン。

2Rコンディット。

3R開始と同時に放ったコンディットの蹴りがローブローに。再開。タックルに入ったブラウンだが受け止めたコンディット。離れる。今度はコンディットが組んで四つに。ブラウンの足払い。離れた。シングルレッグに入ったブラウンだが、コンディットは回転して足を抜くとバックに。両足をフックしバックマウント。フックが外れてハーフバックになるが、再びバックに回りバックマウント。チョークを狙う。前に落とそうとするブラウン。正対。引き込み気味に下になったコンディット。ハイガード。コンディットは立つと逆にダブルレッグでテイクダウンしかし倒したところで入れ替えて上になるブラウン。ガードからスイッチで返そうとするコンディットだがタイムアップ。

三者30-27でコンディット勝利。1Rもコンディットか。

良くも悪くもベテランらしい、テクニカルだがどこかもっさりした試合内容。コンディットは勝って契約続行か?

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