UFC257:第2試合・モフサル・エフエロフ vs. ニック・レンツ

150ポンド契約。本来は先週ニック・レンツとマイク・グランディが対戦予定だったが、グランディのセコンドが新型コロナウイルス陽性となり欠場。急遽、エフロエフが1週間遅れでレンツと対戦することになった。リミットも直前のため本来のフェザー級リミットから5ポンド重い。

MMA13戦全勝、UFCでも3連勝中のエフロエフ。前回は修斗RIZIN王者の斎藤裕に勝っているマイク・グランディを相手に終始動き続け、テイクダウンされても即スクランブルで脱出し判定勝ち。最後まで運動量が落ちない無尽蔵のスタミナを持つ。

ベテランレンツはライト→フェザー→ライトから2度目のフェザー級転向。2009年にUFCと契約し、今年で12年目となる。D-1レスラーでテイクダウンと打撃が武器。36歳でUFC戦績は14勝8敗1分けだが、現在はチャールズ・オリヴェイラ、アーノルド・アレンに連敗中。

レンツ距離を取りタックル。組んで足をかけて倒したが、エフロエフは倒され際に入れ替え上に。レンツ下からギロチン。けっこう深い。エフロエフ下になり足のロックを外して凌いだ。がぶりから頭部に膝を入れたレンツだが、エフロエフが投げてテイクダウン。膝を割ってパスを狙うエフロエフだが、レンツまたガードからギロチン。足をロックさせないようにしてディフェンスしているエフロエフ。離したレンツ。ハーフに。パウンドを落としていくエフロエフ。落としながらパス。なおもパウンドを打ち込む。レンツが立ったところでホーン。

1Rエフロエフ。しかしレンツのギロチンがニアフィニッシュと判断されればレンツもありうる。

2R。スタンドで手数を出していくエフロエフ。レンツは足のステップがない。レンツ距離を詰めてタックル。1Rと同じように足をかけて倒すと今度はギロチン。スピンして外して立ったエフロエフがタックルに入るとレンツまたギロチン。またスピンして立ったエフロエフ。打撃を入れていくエフロエフ。組もうとしたレンツだが引き剥がされる。スタミナ切れか、レンツ動きが落ちている。レンツタックル。受け止めたエフロエフ。レンツまたギロチン。首を抜かれた。エフロエフのパンチを貰っているレンツ。レンツがタックルに入るがホーン。

2Rエフロエフ。

3R。動きが落ちないエフロエフに対し、完全に消耗しているレンツ。ステップもない。エフロエフがスタンドでパンチを入れていく。レンツも打ち返すが、エフロエフにステップされると追いつけない。レンツタックルへ。シングルレッグ。エフロエフガブッてパウンド。立った。スタンドでどんどん手数を出していくエフロエフ。レンツはガードも下がり気味。パンチを常に連打で打ち込んでいくエフロエフ。タイムアップ。

29-28レンツ、29-28エフロエフ、29-28エフロエフ。スプリットでエフロエフ勝利。

2R・3Rがレンツに入る要素はないと思ったが割れた。1Rはギロチンでチャンスを作ったレンツだが、組みの仕掛けをスクランブルで逃げられ、打撃をもらって消耗していくと、ペースが落ちないエフロエフとは徐々に差がついていった。

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