【UFC】既にコロナ終息後のアジア戦略が始まっている?! 上海UFCアカデミー卒業2選手との契約を発表!!!!

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【写真】アオリーチーランとリャン・ナのUFCとの契約がなぜ特別なのか (C)Zuffa/UFC

27日(水・現地時間)、UFCがアオリーチーランとリャン・ナの2選手と契約したことを発表した。

基本的に選手と契約をかわしたというリリースを流すことはないUFCだが、今回の発表はUFC ASIAからアナウンスされた特別なものだ。これだけ世界中のトップファイターとサインしている世界の最高峰が、いって見れば無名の中国人ファイターとの契約に何がスペシャルなことなのか。

それはこの両者が上海にあるUFCパフォーマンス・インスティテュート(UFC PI)に設けられたUFCアカデミーの卒業生だからだ。


UFC PI上海ではアジアのトップ・ローカル・タレントをリサーチし、奨学金を用意して育成を行っている。そしてアオリーチーランとリャン・ナの両者はアラテンヘイリに続く、3人目の同アカデミーからUFCとサインした選手となる。

アオリーチーランは内モンゴル自治区出身の27歳で、キャリアは18勝6敗。WFL(武林風)とW.A.R.Sのバンタム級王者で現在は6連勝中にある。黒竜江省生まれのリャン・ナは14勝4敗の24歳の選手で、彼女もアオリーチーランと同じ団体でベルトを巻いている。ばかりか既にBellatorで米国デビューも果たし、現Bellator女子フライ級王者ジュリアナ・ヴェラスケスに敗れている。

10代でもなく、レコードも真っ白ではない。先輩にあたるアラテンヘイリもリャン・ナのベラトールのように、韓国のRoad FCで活躍してきた時期がある。いわば青田買いではなく、UFC PI上海で再生かつ磨き上げられたファイターが最高峰で戦えるとみなされ契約できたことになる。

今回の発表に際して、UFCアジア太平洋地区のトップであるケヴィン・チャンは「中国、アジアの選手たちが彼らの後に控えている」と明言している。もちろんUFCは中国市場を睨み、相当の投資を行ってきたから中国人ファイターがよりチャンスが多いのは事実だろう。コンテンダーシリーズもパンデミックの影響でペンディング状態だが、今年の2月に行われるという話も一度は聞かれた。そんなUFCのアジア開拓──新型コロナウィルス感染が収束に向かえば、日本の選手たちにもチャンスの扉は再び開かれる。そう期待したい、終息前の両者のUFCとの契約発表だ。

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