<ライトヘビー級/5分3R>
シモン・コウェツキ(ポーランド)
Def.3-0
マルチン・ザワダ(ドイツ)
右に回るコウェツキが左ジャブ、一旦下がってダブルレッグへ。ザワダが切り、コウェツキが右を当てる。勢いでパンチを振るい前に出てくるコウェツキに対し、ザワダはアッパーで迎え撃つ。コウェツキはそれでも勢いでザワダを上回れるように前に出ると、ザワダが今度は左フックを当てる。アッパー、ボディショットと効果的な攻撃を続けるザワダに対し、コウェツキがダブルレッグを決める。
ハーフで抑えパンチを落とすコウェツキが右のパウンドを連打する。立ち上がったコウェツキは、起き上ってきたザワダをもう一度倒すとハーフでパウンドを続ける。エルボーを顔面に落とすコウェツキはスクランブルにも首をコントロールして、トップを取り直す。ザワダは枕でプレッシャーを受け、苦しい状態が続いた。
2R、やや息が荒くなっているコウェツキは右に回りながら左を伸ばすが、ザワダがアッパーやフックを打ち込む。粗いジャブにカウンターを受けるが、そこをテイクダウンでコウェツキが遮断していく。ザワダもスイープ狙いからスクランブルに持ち込むが、組みではコウェツキが力で上回り引き込んでしまう。ハーフで腕を狙い、パンチを落とすコウェツキはクローズドに戻されると、起き上ってローを蹴る。
ザワダも立ち上がり、コウェツキの突進をかわすと右アッパーを打ち込む。コウェツキは明らかに疲れが見え左ジャブを被弾。ザワダはボディを殴り、前に出るようになるとテイクダウン狙いを切る。ケージを背負うようになったコウェツキは右を被弾し、スリップからバランスを崩す。と、ザワダはここで後ろ回し蹴りを組みつかれテイクダウンを奪われてラウンド終了となった。
3R、ポイントでは問題ないコウェツキだが、スタミナが持つか。ザワダは右ジャブ、アッパーもコウェツキがここにテイクダウンを合わせ、トップを取る。ハーフバタフライのザワダが、腰を押して立ち上がる。直ぐにボディロックにとったコウェツキが再びテイクダウン、ハーフで胸を合わせる。組では勢いを取り戻したコウェツキは、足を抜いてマウントへ。腰を押しヒップエスケープでハーフに戻したザワダは立ち上がりかけるが、最後に立ちきれず下を選択。同時にマウントを取られてしまう。
コウェツキも動きは少なく、ザワダがハーフに戻すもスタンドの打撃の展開に持ち込まないと逆転の目はない。残り90秒、外掛けの足関節狙いも中途半端だったザワダは、再びマウントを取られる。ここで足を戻し、ザワダが外ヒール。体を捻って足を抜いたコウェツキが、3度目のマウントへ。
組みでの対応はしっかりとしているコウェツキが、最後は上体を起こしてパンチを連打し勝利を決定づけた。結果、3-0で勝利した重量挙げ五輪メダリスト=39歳はキャリア9勝目を挙げた。
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