UFC258:第6試合・マキ・ピトーロ vs. ジュリアン・マルケス

ミドル級。

ハワイアンのピトーロは2019年にコンテンダーシリーズで勝利しUFCとの契約を決めた。178cmとミドル級にしては小柄のため、UFCではウェルター級で戦うようにと言われていたが、初戦で判定負け。2戦目で佐藤天との試合が組まれたが、減量による体調不良で直前で欠場してしまい、次戦からはまたミドル級に戻している。昨年8月に2試合したが連敗でここまで1勝3敗。負けたらリリースが濃厚な戦績となっている。ストライカーで、UFC唯一の勝利はボディブローでのKO勝ち。

減量に苦戦することに定評のあるマルケス。初戦はギロチンで一本勝ちしたが、2戦目となる前回は4ポンドの体重オーバーの末、腹回りはゆるゆる。前半際どいラウンドを落とし、後半に盛り返したがスプリット判定負け。今回はリミットちょうどでクリアした。昨年11月に組まれていた試合では相手が減量中の体調不良で欠場し、試合が消滅している。2年半のブランク明けとなる試合。テイクダウンディフェンスに難があるが、一方でタックルへのカウンターのギロチンが得意。

開始直後にピトーロがパンチ・左ハイで攻める。マルケス組み付いたがピトーロがケージに押し込んで肘・パンチの連打。ガードしたところで足にタックル。テイクダウン。ハーフからパウンド。ケージ際で押し込まれているマルケスは亀に。足をフックしバックマウントを狙うピトーロだが、解除してサイドテイクダウン狙いに。正対したマルケスに凌いだマルケスがスタンディングでギロチン。外れた。ピトーロなおもテイクダウンを狙っていくが、ケージでこらえているマルケス。離れ際にパンチ連打を入れる。ホーン。

1Rピトーロだが、ダメージはそれほど与えていない。

2R。マルケスがパンチで出てくるがピトーロが左ミドルを入れる。どんどん出るマルケス。ピトーロ左ボディ。マルケスがパンチで出るが、ピトーロがカウンターを入れて組むとボディロック。テイクダウン。バックを取らせて立つマルケス。また倒したがすぐ立たれる。正対したところにパンチを打ち込んでタックルへ。しかし切られた。マルケスまたギロチン。スピンして外したが亀になるピトーロ。マルケスバックからパウンド。が、マルケスが前に落ちて今度はピトーロが上に。マウントへ。押さえながらボディを殴るピトーロ。ハーフにしたマルケスだが、ピトーロしっかりキープしパウンドで削る。ホーン。

2Rピトーロ。

3R。マルケスのパンチにカーフキックを合わせたピトーロ。マルケスぐらつく。距離を詰めたマルケスが頭を下げたピトーロにギロチンを仕掛けるが外された。ピトーロシングルレッグ。マルケスまたギロチンを仕掛けるが、外れて下に。ハーフバックにしたピトーロ、不十分な体勢からチョークを仕掛けるが、正対され外されるとマルケスがバックに。パウンドを入れるがピトーロ立ってまたタックル。しかし疲れていて倒せず。離れたがまたタックルへ。ボディロックからバックに回ったが、逆にバックに回ったマルケス。放してパンチを打ち込む。動きが止まっているピトーロ。マルケス首相撲から膝!タックルに入るピトーロだがマルケスまたギロチン。仰向けになり外そうとしたピトーロだがマルケスアナコンダに切り替え。タップアウト!

マルケス逆転勝ち。体力の削り合いからマルケスが最後は上回った。

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