【写真】右ハイからの右ストレート、力強い首相撲、注目したい点はいくらでもある田上だ(C)MMAPLANET
22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTでRoad to ONE04「Young Guns」の第1試合で田上こゆるがリトルと対戦する。
2月5日に19歳になったばかり、プロ4勝0敗。卓越した打撃力を誇るティーンエイジ・シューターの歩みが2月24日(水)に発売されるFight & Life Vol.83でレポートされる。
その2日前にプロ5戦、初の修斗以外の舞台でパンクラシストと戦う──5年後の日本格闘技界のために──というテーマを掲げた当大会に相応しいトップバッターの意気込みをここで紹介したい。
──まず昨年12月の永井美自戒戦ですが、2RでKO勝ちも課題の残った試合になりました。
「組まれるのを意識し過ぎて……これまでも相手が組んでくるのは分かっていて、そこを対処して戦えていたのですが、パンチに頼り過ぎました。蹴りも出さなくて、力が入り過ぎて組まれてもテイクダウンを決められましたし。
勝てて良かったですけど……反省点、課題ばかりが残った試合になりました。完全に打撃に頼り過ぎていたから、前に出てこられると固まってしまって。そのせいでケージに押し込まれてしまいましたね」
──及川道場出身、すでに打撃は修斗でもトップクラスといっても過言でないだけに、対戦相手は徹底して組んできます。
「もっとテイクダウン、寝技に力を入れなといけないと実感できました。頭の中では分かっていたことなんですけど、この間の試合であんな風になってしまったので、本当にやらないといけないと思うようになりました」
──組みが強化できると、思い切った打撃が使えるようになるでしょうね。
「ハイ。そのために寝技が必要だと思っています。最近、試合をするほどに自分のしたい打撃ができないと感じています。アマチュア時代の方がずっと自分の打撃を使うことができていました。
プロになってからは、組み技や寝技ができる相手が多くて、そこを避けたいと思う気持ちが強くなっていました。永井選手との試合と、アマチュア修斗の時を比較するとアマ修斗の時の打撃の方がずっと良いです」
──それは相手も警戒していなかったというのはあるかと思います。
「だからこそ、しっかりと組み技と寝技を上達させて、アマ修斗のときのように思い切り打撃を使えるようにしていかないといけないです。
近い距離で打撃を使うと、テイクダウンをされるという風に考えるのが現状なので、そうされても問題ないというぐらいに自信がつけば、気持ちに余裕ができて打撃ももっとできてMMAらしい試合ができるんとちゃうかなって」
──そんななかRoad to ONE04への出場が決まりました。
「オファーがあった時は素直に嬉しかったです。ここは絶対に勝ちたいと思いました」
──ONEルール、グラウンドでのヒザありに関しては?
「グラウンドでヒザが使えるのは、使えないよりは良いと思っています。ONEに出ることを目標にしているので、このルールでもしっかりと戦えるようにしたいです」
──対戦相手のリトル選手はパンクラスを拠点にしている選手です。
「修斗以外の選手と戦うのは初めてですけど、パンクラスだからどうやとかはあまり意識はしていないです。どこで戦っている選手が相手でも勝ちたいですし、1人の相手として勝つことしか考えていないです。
リトル選手はオールランダ―で、何でもできる選手です。打撃も結構デキるというか、使う選手なので立ち技もそうですし、寝技でも気が抜けない相手になります」
──「ガキには未来しかない」。「5年後の日本の格闘技界のため」というテーマの大会で、最年少の出場選手です。とはいえメインは21歳、プロ3戦の平田樹選手です。
「そこは……戦績を重ねて知名度も上げて、いずれ僕がメインで戦えるような選手にならないといけないと思っています」
──では今回の試合、どのような試合をしたいと思っていますか。
「12月の試合と違い、打撃に頼るんではなくて、組んで来られても落ち着いて切って、組みの展開にビビらず、前に出て戦いたいです。それでテイクダウンされたとしても、普段練習をしている寝技をして、練習の成果を試合で出したいです。
試合なので勝たないといけないですが、最近は連勝しているせいでプレッシャーが大きくなってきました。だから、もっと自由に打撃でも組みでも好きなように動いて、打撃して、組みにも対応して戦いたいです」
──同級生で元同門の有井渚海選手と12月に続いて、同じ大会での試合となります。ABEMAの恋愛リアリティTVで人気を博している友人へのジェラシーやライバル心はありますか。
「アハハハ。まぁ、なくはないです。でも、僕は格闘技だけで名前を挙げてやろうと思います」
■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後4時15分~ ABEMA格闘チャンネル
■Road to ONE04 対戦カード
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中憲次(日本)
<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
野瀬翔平(日本)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)
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