【DEEP】DEEP 100 IMPACTのあとがき

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昨日TDCホールで開催されたDEEP 100 IMAPCT。鶴屋怜(パラエストラ柏)、山本歩夢(パラエストラ柏)という若き才能が芽を出し始めたかと思いきや、DREMAを知る大ベテラン中村大介(夕月堂本舗)が現役チャンピオン牛久絢太郎(K-Clann)に失神KO勝ち。

さらに大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)が北岡悟(パンクラスイズム横浜)に引導を渡すフットスタンプをお見舞いすれば、DEEPのエース元谷友貴(フリー)が復活の一本。

途中で横田一則と松本晃一郎の因縁の掛け合いという笑いの要素もあって、DEEP20周年、100回大会にふさわしい盛り上がりを見せました。

その盛り上がりが如実に垣間見えたのが私のブログのアクセス数。昨年の大晦日に開催されたRIZIN.26よりもDEEP100の方がアクセス数が多かったのは意外の一言です。

もちろん、RIZINが地上波で誰もが視聴出来るものだったのに対し、DEEPはチケットが少量だった上、ネット配信も有料だったという要素があるのは否めません。でも、バラエティ豊かな対戦カードが多くの格闘技マニア、好事家の興味をそそったのは間違いないでしょう。

そんなDEEP100の中で際立ったのは会場に渦巻いていたDEEP愛。佐伯繁代表の大会や選手にかける愛情と選手やファンの佐伯代表に対する愛情。選手のマイクからも煽り映像からも会場の雰囲気からも滲みていた感じたのは私だけではないはずです。

だって緊急搬送されようが入院しようが私財を投げ打って興行を続け、パイプ椅子を並べ、選手に温かく声をかける主催者なんてなかなかいませんよ。

経営者として洗練された雰囲気のあるRIZINの榊原信行CEOやパンクラスの酒井正和代表の対極。一方で感じるのは佐伯代表の人間臭さ、温かみ、懐の深さ。それが双方向の愛情とアットホームな雰囲気に繋がったのではないかなと。

そんな愛情を象徴していたのがイベント中盤で流れた煽り映像。ナレーションは立木文彦。VTRの中で佐伯代表がかっこよく歩いていたかと思えば突然ズボンがずり落ちる演出。偶然か、狙いか。これは佐藤大輔の仕事に違いない。

あの映像こそDEEP愛に満ち溢れていて思わず涙が出そうになりましたもん。ルチャ・リブレ軍団との乱闘騒ぎとか灼熱の大田区体育館とかいろんな事があったなあと。あの映像が一握りの人だけにしか届かないのはもったいなくて仕方ありません。

そしてVTRの中で一際惹き寄せられたのが佐伯代表が語っていた「修斗愛のようにDEEP愛を叫ぶ選手がいない」という趣旨の発言。いやいやいや、逆に好きだの、愛してるだの連呼する人ほど信用できなくないですか?そんな私はひねくれ過ぎ?性格悪過ぎ?

人間、本当に大事にしている事や大切にしている事だからこそ、簡単に口に出さない、口に出来ないものなんじゃないかと。はっ!?そういう意味ではDEEPから修斗に参戦している大塚隆史の「修斗修斗うるせえな」という発言は実はDEEPを体現してるんじゃないかと自分の中で繋がって勝手にほくそ笑んでいます。

胸の内に秘める愛情があってもいいじゃないか。それが節目節目に爆発して、日本の格闘技を緩くも温かく紡いでくれたら言うことなしです。佐伯繁が織りなすDEEPの世界観。果たして次の10年はどうなるのか。私にとってもはや日常と化したDEEPですが、改めて興味がわいてきました。20周年おめでとうございます。
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