【写真】WNO05ではケネディ・マシエルに敗れており、連敗は許されないジオ (C)MMAPLANET
26日(金・現地時間)、テキサス州ヒューストンでWho’s Number One(WNO)の2021年初イベント=WNO06が無観客で開かれる。
ノーポイント&サブオンリー&判定有りグラップリング大会、ここでは日本でも鮮烈な活躍をした10th Planet柔術の申し子=ジオ・マルチネスとエドゥイン・オカシオの一戦の見所を探ってみたい。
Text by Isamu Horiuchi
<ノーギ>
ジオ・マルチネス(米国)
エドゥィン・ジュニー・オカシオ(米国)
マルチネスは、エディ・ブラボー主宰の10th Planet柔術所属。元プロのブレイクダンサーという変わり種で、柔軟かつ強靭な身体をもって、ブラボーの独創的な技術体系を体現。特に背中でマット上を自在に回ってのトラックポジション奪取を得意とする。さらにベリンボロ等のモダン柔術や近年の足関節技術革命を吸収した独自のスタイルで戦う、北米のサブミッション・オンリー・ムーブメントを代表するノーギグラップラーだ。
日本でも2018年のQUINTET02にて、軽量級ながら石井慧の猛攻を凌いで引き分け、さらにハイサム・リダをギロチンで仕留めて大いに名を挙げた。
対するオカシオは、ユニティ柔術でムリーロ・サンタナに学ぶ米国出身のノーギグラップラー。先輩であるミヤオ兄弟譲りのオープンガードゲーム、師匠譲りのプレッシャー・パスを得意とし、さらに足関節の取り合いにも強い。
黒帯を取得した19年8月に行われたKasai Pro 6では、予選リーグで今成正和の足関節狙いを危なげなく対処、要所でポイントを稼いで9-1で勝利している。さらに同予選リーグではマルチネスにも2-0で殊勲の星を挙げて決勝へ。同門の先輩、ジョアオ・ミヤオとの接戦に敗れたものの、堂々の準優勝を果たした。
上述の前回の両者の対戦は、引き込んだオカシオに対し、マルチネスが上からバック取りを仕掛けていたが、それを凌がれて下になって早々に失点。そのポイントをオカシオが巧みなガードワークで守ることに専念して6分が経過したという内容だった。が、今回のルールでは当然のようにポイントはカウントされないサブオンリーだ。お互い極めを狙って攻撃を仕掛け合うよりダイナミックな攻防が期待できるだろう。
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