UFC on ESPN+44:メインイベント・ジャルジーニョ・ホーゼンストライク vs. シリル・ガーヌ

ヘビー級5分5R。ホーゼンストライク4位、ガーヌ7位。

UFCデビューから4連続KO勝ちしていたホーゼンストライクだがガヌーには秒殺KO負けでMMA初黒星。しかし再起戦では元王者のJDSにパンチを打ち込みKO勝ち。JDSがダメージ蓄積して打たれ弱くなっているのを差し引いても、一発の強さは際立っている。

フランスのガーヌはMMA Factory所属で、ガヌーのかつての同門選手。30歳だがキックのプロデビューが26歳、MMAのプロデビューが28歳と遅い。それまではバスケットボールの選手だった。MMAわずか3勝でUFCと契約するとそこから4連勝。UFCではさすがに圧倒するところまでは行かず、底が見えたかと思ったが、前戦ではJDSに2RKO勝ち。が、正直JDSの衰えの印象が強く、ガーヌに本当にUFCトップクラスの実力があるかはまだ見えてきていない。オッズはガーヌ優勢。

いつも通り軽快なフットワークでステップするガーヌ。ホーゼンストライクはベタ足でじわじわ出る。両者ともに仕掛けない。見合い。牽制のインローを放ったガーヌ。ボディストレート。ホーゼンストライクがミドルをキャッチして飛び込むとパンチを打ち込む。ガーヌ距離を取って逃れた。踏み込んで右を打ち込んだガーヌ。さらに出たガーヌだがタックル。ケージに押し込む。ホーゼンストライクはホールドしてこらえるが残り30秒で足へのタックルに切り替えたガーヌ。テイクダウン。座った体勢のホーゼンストライク。ホーン。

1Rガーヌ。ホーゼンストライクはRIZINでは下になると何もできなかっただけに、不安が残る1Rとなった。

2R。1R同様、フットワークを使うガーヌに対し、ホーゼンストライクは待つ構えで自ら出ない。牽制のローを入れていくガーヌ。ジャブ。ホーゼンストライクが飛び込んだがそこにタックルを合わせるガーヌ。受け止めたホーゼンストライクだがケージに押し込まれる。投げを仕掛けててをついたホーゼンストライクのバックに回りチョーク!しかし振りほどいたホーゼンストライク。残り1分。ガーヌのミドルをキャッチしてパンチを打ち込んだ。ホーン。

2Rガーヌ。

3R。蹴りの間合いをキープしハイ、前蹴りを入れるガーヌ。ロー。タックル。ホーゼンストライク受け止めてパンチを打ち込むがヒットせず。ガーヌ右オーバーハンドを打ち込んだ。じわじわ出るガーヌ。ホーゼンストライクは自らは出られない。入ってくるところにカウンターを狙っている。ワンツーローを入れるガーヌ。ホーゼンストライク間に出ていくがガーヌ距離を取りかわす。ホーン。

3Rガーヌ。もう判定勝ちはないホーゼンストライク。アリスター戦のように最後の1秒までわからないが。

4R。ガーヌが飛び込んでボディにテンカオ。ホーゼンストライクがパンチを振り回すが離れるガーヌ。プレッシャーを掛けていきジャブ、前蹴りを入れる。ケージを背負わせてテンカオで飛び込んだがローブローに。タイムストップ。再開。またプレスしてケージを背負うホーゼンストライク。ホーン。

4Rもガーヌ。

5Rも間合いを詰めるのはガーヌ。ケージ際でジャブ、左ハイ。ホーゼンストライクが出ると距離を取る。完全にケージを背負わせると、肘で飛び込んで押し込み。テイクダウン狙い。こらえて肘を入れるホーゼンストライク。離れた。でなければ行けないホーゼンストライクだがまた圧をかけられケージを背負う。パンチからローを入れたがガーヌタックルに入り押し込む。時間を使うガーヌ。残り1分少しで離れたガーヌだが、すぐまた組み付くとスタンドでバックに。投げてテイクダウンを狙う。膝をついたがすぐ立って正対したホーゼンストライク。しかし時間がなくなる。タイムアップ。

判定50-45×3でガーヌ勝利。

ホーゼンストライク、ワンチャンスあるかもという場面すら作れず完敗。

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