UFC259:セミファイナル・アマンダ・ヌネス vs. ミーガン・アンダーソン

女子フェザー級タイトルマッチ。

UFCで2階級同時制覇王者は複数いるが、バンタム級王者でもあるヌネスは保持している両王座の防衛をしている唯一の選手。ただし、女子フェザー級はクリス・サイボーグのために作られたタイトルという印象が強く、ランカーが揃うほどの選手層もない。女子フェザー級の現契約選手で2勝以上している選手はヌネス・アンダーソン以外だと昨年6月にヌネスのタイトルに挑戦して敗れたフェリシア・スペンサーしかいない。昨年、結婚している同性パートナーのUFCファイター・ニーナ・アンサロフとの間に子供が生まれ母となっている(産んだのはアンサロフ)。

スペンサーはもともとクリス・サイボーグの対戦相手としてUFCと契約したが欠場。UFC初戦はホリー・ホルムに判定負け。さらに、フェリシア・スペンサーにはテイクダウンからパウンド→チョークで1R一本負けしている。その後、いずれもUFC初参戦のノルマ・デュモン、ザラ・フェアンに2連勝しタイトル挑戦権を手に入れた。が、他の階級であればこの実績でのタイトル挑戦はあり得なかっただろう。ムエタイ柔術がバックボーンで、デュモン戦ではパンチ一発で意識を飛ばしてKOするという女子離れしたパンチ力を見せている。バンタムが適正階級のヌネスとは体格差がある。

序盤様子見していたヌネスだがパンチで出る。ヒットしアンダーソン効いた。アンダーソンタックルに。潰してニアマウントからパウンド。亀になったアンダーソンに鉄槌。シングルレッグで抵抗するアンダーソンから後ろ三角。肘を極めてタップアウト!

ヌネス圧倒。

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