UFC on ESPN21:第4試合・レオナルド・サントス vs. グラント・ドーソン

ライト級。

2013年のTUFブラジル2で優勝し、UFC戦績7勝0敗1分けの高成績を残しているサントスだが、途中2年半のブランクがあり、未だに前座扱い。2009年に戦極で横田にスプリット判定負けしてから12年間負けなし。しかし当時はまだ20代だったが、先月41歳になっている。柔術世界選手権2位、ADCC3位のグラップラー。前戦は昨年7月で、UFCデビュー戦のロマン・ボガトフ相手に打撃でも寝技でも上回っていたが、後半スタミナ切れしてバテバテでの勝利。不安を残した。

ドーソンはUFCデビューからフェザー級だったが、前々回は体重オーバー。前回はフェザーとライトの中間の150ポンド契約の試合で、今回からライト級に上げる。UFC4戦全勝。16勝のうち11の一本勝ちがあるグラップラーで、バックボーンは高校時代にやっていたレスリングと柔術。サントスより14歳年下の27歳。過去4戦で13回テイクダウンを奪っているが、サントス相手に寝技に付き合うことが出来るか。

ワンツーを入れたサントス。ドーソンのタックルを切ってパンチを入れる。またワンツー。ニータップを仕掛けるドーソンだがこれも切られた。ドーソンがパンチで出たところに右を打ち込んだサントス。ローソンの右フックでぐらついたサントス。ドーソンそこにタックル。シングルレッグから持ち上げてテイクダウンしたが、寝かされる前に立ったサントス。なおもクラッチしてボディロックからテイクダウンを狙うドーソン。ケージで耐えるサントス。逆に払腰でテイクダウン!上になったサントスだが、ドーソンはガードに戻すとケージを使って立った。そしてまた押し込んでテイクダウン狙い。ホーン。

打撃のヒット数もテイクダウンも五分、テイクダウンからはどちらも攻められなかったが、ドーソンのパンチでぐらついた場面があったので若干ドーソンか。見方が分かれそうではある。

2R。打撃戦。ミドルを入れたドーソン。また右オーバーハンドを出していくドーソン。パンチで出たドーソンにサントスはテンカオ。若干、動きに疲れが見えるサントス。前蹴りが低くなりローブローに。再開。ローを蹴るドーソン。サントスパンチで出る。ドーソンがタックルに来た時に膝を合わせたが、そのまま組み付いたドーソン。ケージに押し込む。押し込みながら膝。時間が過ぎていく。残り1分を切ってブレイク。サントスパンチ出でるとドーソンタックル。切った。バックに回ったサントス。パンチを打ち込む。足のフックは許さず立ったドーソン。放してパンチを打ち込むサントス。ドーソンのバックスピンキックがヒット。ホーン。

2R、有効打のヒット数ではドーソンだが、終盤のバックを取った展開でサントスか。このラウンドも割れそう。

3R。ドーソンタックル。切ったサントスだがドーソンそのままケージまでお仕込みシングルレッグ。こらえたサントス。バックに回り投げたドーソン。ハーフバック。サントス疲れがあるか。背中を付けてしまっている。残り2分。ドーソンは押さえ込みながらパウンド。身動きが取れないままのサントス。残り15秒でガードに戻したが、ドーソンが立ち上がったところから鉄槌!顔面に連打が入りサントスの意識が飛んだ!残り1秒でKO!

判定になれば微妙だった。サントス、ガードにしたことでちょっと気が緩んだのか。UFC7年間で初黒星。

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