UFC on ESPN21:第3試合・トレヴィン・ジャイルス vs. ローマン・ドリゼ

ミドル級。

今大会のメインに登場するケビン・ホランドと昨年8月に試合が組まれていたジャイルスだが、大会が始まってから意識を失うアクシデントがあり試合消滅。11月の復帰戦でUFC1勝2敗のベヴォン・ルイスに3RKO勝ちしたが、ホランドとはだいぶ差がついてしまった。本業は警察官で、テキサス州ヒューストンで勤務している。

当初はKSWウェルター級・ミドル級二冠王のドリカス・デュ・プレシと対戦予定だったが、試合の約10日前にデュ・プレシがビザの問題で欠場となり、代役でドリゼが登場。ジョージアのドリゼはMMAキャリア6戦でUFCと契約すると1RハイキックでKO勝ち。しかし前回はテイクダウンから何度も足関を仕掛けるが凌がれ、終盤は疲れもあって仕留められず初の判定勝ちに。前回までライトヘビーだったが、今回から階級を変更している。オッズではドリゼ優勢。

しずかに出ていくドリゼ。ジャイルスは距離を取り様子見。単発のローで牽制するドリゼ。ジャイルスなかなか出ていかない。ようやくワンツー。ドリゼ踵落としからバックブロー。徐々に激しい打ち合いに。ドリゼタックルに。テイクダウン。背中を付けずにケージまで移動し立ったジャイルス。なおもバックに付いているドリゼ。ボディロックから再度テイクダウンを狙うがジャイルス正対。ドリゼ押し込みながら膝を入れていく。抜け出せないジャイルス。ホーン。

1Rドリゼ。

2R。ドリゼのローにパンチを合わせていくようになったジャイルス。ヒット。ローが蹴りにくくなったドリゼ。ローではなくミドルを入れていくドリゼ。ジャイルス飛び込んでワンツー。組んでバックに回ったジャイルス。ドリゼ前転し下になると足に絡んで足関。ジャイルスはパウンドを打ち込み抵抗。外ヒール。回転して逃れたジャイルス。ドリゼサドルロックでなおも足関を狙うがパンチを打ち込むジャイルス。サドルを外して先に起き上がったのはジャイルスだが、ドリゼがバックにつく。スイッチで逃れたジャイルスがパンチを打ち込むが、ドリゼまたバックに。その体勢のままホーン。

2Rジャイルス。

3R。パンチで攻めていくジャイルス。ドリゼタックルに入るが切られた。ジャイルスの右が入ってドリゼぐらつく!タックルでしのぐががぶられた。首を抱えたジャイルス。立って振りほどいたドリゼ。また組まれたドリゼだが、バックに回られたところで前転してまた足関に。膝十字。自ら外し上になったドリゼ。ジャイルス亀になりがぶりの体勢。バックに回るが、すり抜けて離れたジャイルス。残り1分。ジャイルスパンチを打ち込む組み付くと、反り投げを自滅し下に。ドリゼチャンスだったが立たれた。ジャイルス自ら転がってスクランブルから三角。外れたがタイムアップ。

三者29-28でジャイルス勝利。

ドリゼ、UFC3戦目で階級を下げたが初黒星。打撃で劣勢となり挽回できず。今回も足関を仕掛けていって、惜しい場面もあったが、3Rに掛かりそうな膝十字を自ら外して上を狙ったものの逃げられてしまったのがもったいなかった。

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