UFC on ESPN21:第8試合・シャイアン・ベイズ vs. モンツェラート・ルイス

女子ストロー級。両者UFCデビュー戦の試合がセミ前に組まれている。

第1試合に出場したJP・ベイズの妻シャイアン。アメリカ・フロリダ出身。南アフリカ生まれの夫がアメリカにMMAのトレーニングに来た後に知り合い、2019年に結婚している。夫より1歳年長の25歳。Invictaでデビュー2戦目に判定負けしたのが唯一の敗北で5勝1敗。昨年8月のコンテンダーシリーズで判定勝ちしてUFCとの契約を決めた。JPとのUFC初の夫婦同日勝利を目指していたが、JPはKO負け。

本来はケイ・ハンセンと対戦予定だったが、1週間前に非公開の理由により欠場となり、同じくUFCデビューとなるルイスが代役で登場。メキシコ出身で9勝1敗の28歳。10thプラネット所属で、唯一の敗戦はInvictaでの元UFC・ダニエル・テイラーに喫したもの。

ルイス組んでケージに押し込むと、女子特有の首投げテイクダウン。投げた。袈裟固め。押さえ込んだまま顔面にパンチを入れていくルイス。ひたすら固めている。ベイズ逃れられない。足を絡めたが外された。また足を絡めたが返さえないベイズ。残りわずかで体勢を変えようとしたルイスだが抜けられてバックを取られかける。ホーン。

1Rルイス。すぐにバックに回られがちな袈裟固めでここまで固め続ける展開は珍しい。

2R。組んだルイスがまた首に腕を回して首投げを狙おうとしたがパンチを打ち込んで引き剥がしたベイズ。ルイスがパンチ連打で出るとケージに押し込む。また首投げ。ケージでこらえたベイズ。また首投げ。投げられたが足を絡めている。首が抜ければハーフバックになるが、逆に足のロックを外して袈裟固めで押さえたベイズ。また袈裟固めからパウンド。うつ伏せになり逃れようとするが失敗。腕を足で挟んでVクロスアームロック。女子特有の関節の柔らかさでこらえるベイズ。亀になり、初めて袈裟から脱出。が、立ったところですぐに首投げ。投げた。しかし今度は首が抜けてバックに。上になったベイズがマウント。パウンドを打ち込む。ホーン。

最後にマウントからパウンドを入れたベイズだが時間が短かった。ほとんどの時間を制していたルイスのラウンドか。

3R。ベイズがパンチを入れていく。距離が詰まるとまた組んで首投げを仕掛けようとするが、ベイズ振りほどき離れる。打撃で出るベイズ。スタンドでは攻勢だが判定だと厳しいのでフィニッシュが必要。また組んだルイス。首投げは不発だがケージまで詰めて首投げ!投げた!袈裟固め。しかしベイズ返した。スクランブルで上になったのはルイス。ベイズガードを取る。残り30秒。押さえ込んで時間を使うルイス。ベイス下から殴る。ルイスも上からパウンド。タイムアップ。しかしずっと漬けられてストレスが溜まったベイズが終わった後にルイスを押して文句を言う。中指を立てるルイス。

29-28×2、29-27の3-0でルイス勝利。コール後は拍手で讃えたベイズだが、両者和解すること無く退場。

首投げ→袈裟固めの一芸のみでUFCで勝利を掴んだルイス。ただ後半はさすがに袈裟固めからも逃げられる場面があり、それ以外の打撃戦では劣勢だったので、今後は厳しいか。

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