ヘビー級タイトルマッチ。ミオシッチは2度目の防衛戦。ガヌーランキング1位。
3年前のUFC220で対戦し、ミオシッチが勝った試合の再戦。当時はガヌーが昇り調子で、オッズでも優勢だったが、前半で失速するとあとは一方的な展開に。ガヌーはジムを変わったタイミングでもあり、練習環境の変化が悪影響を与えているとも言われた。さらにガヌーは次戦のデリック・ルイス戦でもオッズで大差をつけていたにもかかわらず、終始攻めない大凡戦で判定負け。すっかり評価が落ちたガヌーは、次の試合で一度勝っているブレイズ相手にアンダードッグとなってしまうが、わずか45秒でKO勝ち。そこからヴェラスケス・JDSの元王者コンビ、無敗のホーゼンストライクにすべて1RKO勝ちして再戦のチャンスを掴んだ。
その間、王者ミオシッチは、二階級同時制覇を狙ったコーミエにまさかのKO負け。ダイレクトリマッチでKO勝ちしてタイトルを取り返すと、昨年さらに3度目の試合が組まれ、判定勝ちでコーミエに引導を渡した。38歳。コーミエを除けば、過去に勝った相手との再戦はこれが初めてとなる。
カーフキックを蹴っていくガヌー。序盤はスローペース。ここ4試合の最長タイムを過ぎたが、そこでジャブのダブルから右ストレートを打ち込んだ。浅い。ミオシッチはガヌーのパンチにシングルレッグ。しかしがぶったガヌー。バックに回りパウンド!ミオシッチ立つがバックから殴られている。ガヌー今度はタックル。しかし切ったミオシッチ。ガヌープレスしていく。飛び込んで右を入れたガヌー。ミオシッチは左右にステップ。ローを一発。ガヌーはフェイントを入れる。両者見合いのまま。残りわずかでガヌーがローを入れたところでホーン。
1Rガヌー。攻める場面はあったが、そこまでスタミナは使っていない。
2R。ミオシッチが出たところにガヌーのジャブがヒット。前に出て右が入り効いた!ケージに詰めてラッシュするガヌー。ミオシッチ立ち上がり、カウンターの右を入れるが、再び出たところにガヌーの左フックがビッグヒット!ミオシッチ意識が飛んでKO!
新王者誕生。
インタビュアーのジョー・ローガンから「初防衛戦でジョン・ジョーンズとはどうか」と言われると「もちろん対戦したい。いつでもいい」とコメント。