UFC260:第8試合・ショーン・オマリー vs. トーマス・アルメイダ

バンタム級。両者ノーランカー。

コンテンダーシリーズに出場した時から将来のスター候補として期待されていたオマリー。UFCデビューから2戦は前半攻勢の後にスタミナ切れしての判定勝ちと期待外れの感もあったが、汚染されたサプリメントによる2年の出場停止から復活すると、2試合連続1RKO勝ちしてようやく頭角を現す。が、昨年8月のマルロン・ヴェラ戦では、1R序盤に足を痛めてしまい、スリップで倒れたところにパウンド連打をもらってKO負け。MMA初黒星を喫して以来の再起戦となる。殺傷能力の高い打撃が武器。26歳。

トーマス・アルメイダは29歳で元プロスペクト。UFCと契約するまでの17戦ですべてフィニッシュ勝利(うち15回が1R)し、UFCデビュー戦こそ初の判定となったがそこから3連続KO勝ち。が、コーディ・ガーブラントとの無敗対決で1RKO負けし初黒星。それからは打撃戦でも撃ち負けるようになり、2連敗したところで目の負傷により2年半のブランク。昨年7月に復帰したが、かつての爆発力が見られず判定負け。ブランクの影響でないなら、若いとはいえ復活は厳しそうだが…。

打撃戦。リーチにまさるオマリーの間合い。ボディへのバックスピン効くからワンツー。アルメイダ飛び込んでパンチを打ち込んだ。ヒットしたが浅かったか。左ミドルを入れたオマリー。アルメイダが出てくるところに右フック。カーフキック。前蹴り。ハイキックの膝がヒットし効いたアルメイダ。直後の左フックをもらって尻もちダウン。オマリー終わったと思ったのか、追い打ちに行かず離れるがレフェリー止めずにアルメイダ立つ。オマリーが打撃を入れていく。バックスピンキックをキャッチされ下になったがすぐに立つ。右ハイがヒット。バックスピンキック。アルメイダが出てくるところにカウンターを狙うが当たらず。ホーン。

1Rオマリー。しかしダウンの後畳み掛けていれば終わっていたのでは。

2R。ワンツーを入れるオマリー。カーフキック。バックスピンキック。アルメイダはまずパンチの間合いに入れない。アルメイダのカーフキックですリプダウンしたオマリー。すぐに立つ。またカーフキック。関節蹴りを入れるオマリー。左がヒット。アルメイダ劣勢だが出ていく。しかし距離を取られ空振り。残り1分。ジャブから圧を強めたオマリー。オマリー飛び膝。しかしヒットせず下に。アルメイダのパウンドがヒット。下から足でディフェンスするオマリー。ホーン。

2Rはヒット数でオマリー。

3R。カーフキックを入れたオマリー。関節蹴り。距離を取って蹴りを入れる。アルメイダは間合いに入れない展開が続く。オマリーのワンツーがヒット。前に出てきたアルメイダだが、オマリー首相撲で振ってかわす。出ていくアルメイダにジャブのダブルがヒット。出てきたアルメイダに左のカウンターがヒット!崩れて倒れ込むアルメイダ。オマリーまたすぐには追い打ちに行かないが、続くと見て飛び込んでパウンド。ディフェンスできないのを見てレフェリー止めた。

オマリー完勝だが、KOして当然の相手に余裕を見せすぎた。本来1Rで終わらせていなければいけない試合。

アルメイダは4連敗ではさすがにリリースだろう。

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