【写真】ONEでのファイトも3戦目、この辺りでタイトル挑戦を確実にしたい(C)MMAPLANET
8日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE118:ONE TNT01で、ユーリ・ラピクスと対戦するエディ・アルバレス・インタビュー後編。
Bellator、UFCに続きONEの世界ライト級王座を獲得することが戦う理由というエディに、ラピクスの印象、TNTでのライブ中継の重要性、そしてアルバレス青木IIIについて尋ねた。
<エディ・アルバレス・インタビューPart.01はコチラから>
──では対戦相手となるユーリ・ラピクスの印象を教えてください。
「タフで、オールラウンダーだよ。まだ若いけど、ベテラン選手のように落ち着き払い、リラックスして戦っている。僕にとってはチャレンジしがいのある相手になるね。
ベースは柔道だけど、世界のベスト・ストライカーと言っても過言じゃないジョルジオ・ペトロシアンと練習している。そうだね……彼はグッドファイターだ。でも、僕はグレートファイターだから。試合当日、サークルケイジに彼が何を持ちこもうが、僕が倒すには不十分だ」
──ラピクスは、前の試合で世界王者クリスチャン・リーに挑戦して敗れています。タイトルコンテンダーに勝利するということは、エディが一歩タイトルショットに近づくことになります。
「その通りだね。僕自身、前回の試合で元世界チャンピオンのフォラヤンに勝っている。元世界王者に続き、タイトルコンテンダーを倒せば、何ら疑う必要もないけどONEチャンピオンシップも、僕にタイトル挑戦権は与えることになるだろう」
──ところでエディがONEと契約した時から、アルバレス×青木IIIが実現するのかという見方はされてきました。
「ファンがアオキとの3度目の試合を望んでくれることは嬉しいよ。ただし、今はアオキの腰にベルトは巻かれていない。あくまでも僕のメインゴールはONE世界ライト級王座だ。僕は自分のやるべきことをやり遂げる。その時、アオキが勝利を重ねていれば──ね」
──つまりONE世界ライト級王者になったエディ・アルバレスに青木選手が挑戦するようになれば、3度目の対戦が実現するということですね。それと今回の試合は米国の水曜日のプライムタイムにTNTで中継されます。ただ日本人の私にはUFCがESPNで中継され、BellatorはSHOWTIME、そしてONEはTNTだと言われてもピンとこないのが正直なところです。
「米国で最大のネットワークの一つで、ONEの試合がプライムタイムに中継されるということは本当に凄いことなんだよ。特に水曜日の夜にはAEWのレスリングショーがあって、終了後にONEの中継が始まる。
プロレスとMMAの両方をチャンネルを変えることなく、一晩で楽しむことができるんだ。多くのファンが望んでいたことだよ。しかも、水曜日の夜は他のMMAもメジャースポーツ中継もないから、TNTという全米で最も大きなプラットフォームの一つで、MMAとプロレスのファン層を独占できる」
──しかし、プロレスとMMAだとフィクションであるプロレスは常にエキサイティングなショーを提供できますが、リアルであるMMAはそういうわけにはいかないです。MMAが割を食うことはないでしょうか。
「人間ってバランスが必要なんだよ。だからリアルでなくても、エンターテイメントを求める。だけど、リアルを求める遺伝子を誰もが持っているんだ。だからAEWとONEは交わるわけでもないし、良いバンラスになると思うよ。
まずエンターテイメントを楽しんで、演出にお腹いっぱいになったら、リアルが欲しくなる。そういう状況でファンはONEの中継を視聴するというわけだよ。
プロレスリングは豪快だし、楽しいよ。レスリングLOVEな人も多い。でも、最後はリアルなモノが胸に刻まれるんじゃないかな。僕はMMAファイターとして誇りを持って、リアルファイトを楽しんでほしいと断言するよ」
──エディの試合を楽しみたいMMAファンですが、米国の水曜の夜は日本では木曜の午前中です。皆、学校や職場に行かなければならない……そんな日本のファンに一言お願いします。
「仕事なんて気にするな。学校なんて、なんでもない。日本の木曜日の朝、ただアンダーグラウンド・キング……皆はこう呼んでいてくれたはずだ──アメリカン・ナックルスター、エディ・アルバレスがライブショーで戦う。ただ、それだけが皆が生きていく上で重要なことなんだ(笑)」
■視聴方法(予定)
4月8日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
<ムエタイ契約体重戦/3分5R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ジェイコブ・スミス(英国)
<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)
<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
テイラー・マグワイア(米国)
ライモンド・マゴメダリエフ(ロシア)
<キック・ヘビー級/3分3R>
ラーデ・オパチッチ(スロベニア)
パトリック・シミッド(スイス)
<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
ウマウ・ログログ・ケニ(セネガル)
メフディ・バルギ(イラン)
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