【Bellator256】計量終了 ベイダー✖ドラゴンがメイン。最注目はボリッチ✖ケネディのフェザー級戦

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【写真】ボリッチ、ケネディ、どちらの攻撃がどのタイミング、どのようなステップのなかで相手を捕えることができるか。目が離せない (C)BELLATOR

8日(木・現地時間)、9日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator256「Bader vs Machida」の計量が行われた。

メインはライトヘビー級ワールドGP準々決勝=ライアン・ベイダー✖リョート・マチダの8年8カ月振りの再戦だ。2012年8月のUFC FOX04で対戦した時は、リョートが2RでTKO勝ちを収めている。

当時34歳だったリョートも今や42歳、ベラトール移籍後は2勝2敗で現状として連敗中となり、このGPが最後の大舞台という見方は十分に成り立つ。対するベイダーも昨年8月に世界ライトヘビー級王座を失って実戦だ。ベラトール発のGPとなったヘビー級を制し、まだ最重量級のベルトは保持しているベイダーとはいえ、リョートと同様にこのGPの1戦、1戦の結果如何で現役ファイター人生の方向性が決まってくるといえる。


SHOWTIME中継が始まり、第2弾となる今大会は5試合組まれたメインカードで要注目はワールドGPが決勝戦を残すところとなったフェザー級のジェレミー・ケネディ✖アダム・ボリッチの顔合わせだ。

ボリッチはワールドGPで飛躍が期待されたが、ダリオン・コールドウェルのRNCに下り、失意の準々決勝敗退を経験。

その後は体の大きさを考慮し、ライト級転向を模索する中で150ポンド契約マッチで2試合を戦っている。結果は連勝こそしているものの、マイク・ハメル&エリック・サンチェスというところに判定勝ちに留まり、階級もファザー級に留まることを決めたか。

対するケネディはデビューから8連勝でUFCと契約。12戦目で現UFC世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーに敗れ、キャリア初黒星もオクタゴンでの戦績は3勝1敗ながらフリーエージェントに。

中東BRAVE CFで連勝後にPFLと契約、2019年シーズンに飛躍が期待されたがレギュラーシーズンは1勝1敗、プレーオフ準決勝でダニエル・ピネダのギロチンに敗れ(※ピネダに禁止薬物の陽性反応が出て、試合結果はNGに)、100万ドルの獲得はならなかった。それでもベスト4だったケネディは、PFLと契約更新はせずベラトールに新天地を求めた去年の11月にサークルケイジ初勝利を挙げている。

ボクシングとブラジリアン柔術がベースで、MMAファイターとしてレスリングとムエタイを消化したケネディに対し、ボリッチはハンガリーのMMAファイターに多いケンポーカラテ出身のストライカー──と思われるほど、卓越した打撃の持ち主だが、サブミッションでの一本勝ちも多い。

ボリッチのレコードは16勝1敗、4つのKO勝ちに5つの一本勝ちは三角絞めとRNCというものだ。対してケネディの戦績は16勝2敗で、内訳は6つのKO勝ちと2つ(RNC&ペルヴィアンネクタイ)の一本勝利となっている。

ラッシングパワーと圧力でいえば間違いなくボリッチ。だからこそ、見逃せないのがケネディの下がりながら当てるカウンターショット。それも相手の攻撃の紙一重でかわし、見えない大外から被せていくように放たれるフックは見ものだ。

ケネディの下がって打てるステップに対し、打撃をボリッチが入れることができれば先の先。そこを呼びこんでケネディが当てるようだと後の先。先を取るのはどちらになるのか。あるいは、MMAとしてはそこから組みや寝技の展開になるのか。打撃はボリッチ、総合力はケネディ──非常に興味深い、ポスト・ワールドGPが既に始まっているといえる─フェザー級のトッププロスペクト候補対決だ。

■視聴方法(予定)
4月10日(土・日本時間)
午前7時~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator256計量結果

<ライトヘビー級ワールドGP準々決勝/5分5R>
ライアン・ベイダー: 205ポンド(92.99キロ)
リョート・マチダ: 204.6ポンド(92.8キロ)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ: 125.4ポンド(56.88キロ)
ヴェネッサ・ポルト: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・ケネディ: 145.7ポンド(66.08キロ)
アダム・ボリッチ: 145.8ポンド(66.13キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
キャット・ジンガーノ: 145.2ポンド(65.86キロ)
オリヴィア・パーカー: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライト級/5分3R>
ダン・モレット: 155.6ポンド(70.57キロ)
ゴイチ・ヤマウチ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ: 185.5ポンド(84.14キロ)
トニー・ジョンソン: 185.2ポンド(84.0キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
タリタ・ノゲイラ: 146ポンド(66.22キロ)
ジェシカ・ボルガ: 145.2ポンド(65.86キロ)

<バンタム級/5分3R>
キャス・ベル: 135.6ポンド(61.5キロ)
ジョーネル・ルゴ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロー: 145.2ポンド(65.86キロ)
ネイサン・ガリーブ: 143.8ポンド(65.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ: 136ポンド(61.69キロ)
ジェフリー・グロスナー: 137.8ポンド(62.5キロ)

<ライト級/5分3R>
ネイノア・ダン: 155.9ポンド(70.71キロ)
イジー・ウィリアム: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ: 125.8ポンド(57.06キロ)
テラ・グラフ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョン・ドーマ: 135.4ポンド(61.41キロ)
ウィル・スミス: 134.6ポンド(61.05キロ)

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