UFC on ESPN22:セミファイナル・アンドレイ・アルロフスキー vs. チェイス・シャーマン

ヘビー級。

パーカー・ポーターがチェイス・シャーマンと対戦する予定だったが、非公開の理由により欠場。わずか10日前に代役に決まったのは42歳でUFCデビューから20年(!)となる元王者のアルロフスキーに。何度も終わったと言われているアルロフスキー。実際、全盛期とのコンディションとは比較にならないほど落ちているが、ノーランカー相手の試合になってからは勝ったり負けたりとなっている。ただし、勝っても負けても試合内容は冴えない。前回はUFCデビュー1年目のトム・アスピナルからタックルでテイクダウンを奪われ、チョークであっさり一本負けした。

一度リリースされたシャーマンは昨年5月、新型コロナでの中止明けにUFCと再契約。UFCデビュー戦のアイク・ヴィラヌエバに2RKO勝ちで圧勝した。が、試合後に禁止薬物が検出され、調査の結果パフォーマンス向上目的ではなかったことが証明されたものの、9ヶ月の出場停止が下っている。今回が復帰戦。

アルロフもかなり落ちてはいるが、相手のシャーマンの実力が微妙なため、オッズでは約4年ぶりとなるフェイバリット(前回フェイバリットだったマルチン・ティブラ戦は判定負け)。

ワンツーを入れたシャーマン。カーフキック。飛び込んだアルロフがパンチを打ち込む。連打。シャーマン間合いを詰める。アルロフクリンチで組んだが引き剥がすシャーマン。詰めていくと下がって距離を取るアルロフ。ケージまで下がったアルロフにパンチを打ち込むシャーマン。右がヒット。効いてケージに張り付けになったアルロフ。シャーマンそこにパンチのラッシュ。クリンチで凌いだアルロフ。ホーン。

1Rシャーマン。

2R。パンチで出ていくシャーマン。アルロフも打ち返しているが、シャーマンはかまわずどんどん出ていく。アルロフはヒット&アウェイでワンツーを入れていく。2Rはむしろアルロフのヒット数が上回っている。シャーマンが出てくるとクリンチしてボディロック。ケージに押し込む。離れ際にパンチを入れたアルロフ。さらに下がりながらカーフキック。シャーマンちょっと効いた?ホーン。

2Rアルロフ。

3R。圧を強めていくシャーマン。アルロフカーフキック。パンチの打ち合いからシャーマンのローがローブローに。タイムストップ。再開。前に出続けるシャーマン。打たれても効いてないとアピールし出続ける。シャーマンのローにアルロフの右がカウンターでヒット。しかし下がらないシャーマン。アルロフ下がって距離を取りつつ、出てくるシャーマンに連打を入れる。出ていくがアルロフバックステップで距離を取る。捕まえられずイライラがつのったシャーマン、マット中央を指差して「ここに来て戦え」とアピール。アルロフ出ていてパンチを打ち込むが、すぐにまたバックステップ。タイムアップ。

三者29-28でアルロフ勝利。

1Rパンチを効かされたときはそのまま終わってしまうかと思われたが、2R以降はベテランの味でシャーマンの攻めを封じ込み勝利。

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