【ONE TNT03】リース・マクラーレンと対戦、若松佑弥─02─「こんな前座みたいな試合で負けられない」

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【写真】20代半ば、恐るべき眼の濁りのなさ(C)MMAPLANET

22日(木・現地時間)に中継されるONE118:ONE TNT03で、リース・マクラーレン戦が放送される若松佑弥インタビュー後編。

インタビューも、練習環境も、そして人生もある意味開きなかった若松は全てにおいて自分流を貫く覚悟ができている。

<若松佑弥インタビューPart.01はコチラから>


──現状を受け入れて、ここで強くなると。

「だって武蔵とか、何もないところで自分で考えて、あれだけ強くなったわけだし。もちろん、米国に行って設備を見たり、色々な選手を見ることは良いことだと思います。けど、自分は自分なりの強さがある……人生観ですか、日本人としての人生観を日本にいながら……わけわからなくなってきました(苦笑)」

──アハハハハ。念のためですが、武蔵は宮本武蔵ですよね? 長男の武蔵君ではなくて。

「宮本武蔵です(笑)」

──宮本武蔵は海外と比較しようがない時代の人だとは思いますが、とにかく自分のやるべきことをやり切るということなのですね。

「そうです。取材とかも全てこなしていって、試合に向かって生きてピークを迎えたいです」

──舌も滑らかに、自分の考えを話せるようになっていますね。

「開花したというか(笑)」

──開花、好きですね(笑)。

「何か分かってきたというか、喋ることができるようになってきました。上手く話そうと思ったら、言葉が止まってしまうので、もういいやって思って」

──その考え方は、強くなる方向性と一致していますね。

「ハイ。同じです。自分が生きてきた学力とか、そこも上手く見せようとはせずに、分かってもらうために発信していければ良いかなって」

──言葉の選択が違っているのは、もうしょうがないかと思うので、話す内容に芯が通っていますね。

「それだけしか考えていないので」

──ところでこれまでは金曜の夜の試合が多かったですが、今回は木曜日の昼過ぎから夕方に掛けて試合が組まれそうです。

「午後からだろうっていう気持ちでいますが、正確な時間はまだ知らないです。現地について、何試合目か聞いて午前中か午後かは、相手も一緒なので。そこに向けてコンディションを作るのも、勝負のうちです。

前の時にあれだけ急がされたので、ああいう経験を先にできた良かったです。あの時が順調で、今回がそうでないよりも良いと思います」

──また同じようなことがあっても大丈夫だと。

「大丈夫ではないですけど(笑)。でも、あの右手のグローブが前回みたいに痺れて感覚がないようにならなければ大丈夫です(苦笑)」

──十分覚悟も決まっているし、本当にあとは戦うだけですね。4連勝が掛った試合ですが、そこを意識することはありますか。

「連勝を続けたいと思っているので。ただ、前に勝っているとか関係なく、いつも連敗しているぐらいの気持ちで……『負けたらどうしよう』ってなるのですが、今回はそこはあんまり気にしていないです」

──練習仲間の和田選手が微妙な判定ですが敗れた相手です。そこが気になることは?

「そこに関しては、和田選手が越えられなかった壁を越えを越えることで日本人選手の株も上がるだろうし、越えていきたいです。体格面では外国人の方が強いかもしれないですけど、メンタル面では舐めんなよっていうのはあります。

なんで、負けられないです。タイトルマッチでも負けられないですけど、こんな前座みたいな試合ではなおさら負けられないです。結局、試合なんで当日にならないと相手が何をやってくるのか分からないですし。単純に全てを対処すれば良くて。それを自分はこれまでもやってきたので」

■視聴方法(予定)
4月22日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE TNT03対戦カード

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
トロイ・ウォーセン(米国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
リース・マクラーレン(豪州)

<キック・ライト級/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
ウェイン・パー(豪州)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
マラット・ガフロフ(ロシア)
オク・レユン(韓国)

<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
澤田龍人(日本)
ミャオ・リータオ(中国)

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