UFC261:第11試合・ヴァレンチーナ・シェフチェンコ vs. ジェシカ・アンドラジ

女子フライ級タイトルマッチ。アンドラジ1位。

5度目の防衛戦。全階級通じて最強王者になりつつあるシェフチェンコシェフチェンコが強いのもあるが、現在のところライバル不在。ここまで、バンタム級から落としてきた選手との対戦が多かったが、オッズはいずれも8倍以上。今回は逆にストロー級から上げてきたアンドラジとの対戦で、オッズは過去の挑戦者でもっとも競っている4.20倍。しかし普通に考えたらこれでもアンドラジは大幅なアンダードッグ。

元々はバンタム級でフライ級がない時代に一気にストロー級まで落とし、パワフルな打撃や投げを武器に王者となったアンドラジ。タイトルを獲得した相手のナマユナスにリベンジを許すとフライ級に転向。初戦でいきなりフライ級タイトル挑戦経験のあるチューケイギアンと対戦し、ストロー級時代と同じパワフルなテイクダウンを見せ、最後はボディブローで悶絶させてのKO勝ち。しかしこの1戦のみでは、どれだけ王者相手に食い下がれるかは未知数。

やはり身長差がある。会場はヴァレンチーナコール。キルギス生まれでペルー国籍だが、アンドラジより人気があるのか。ミドルを入れたアンドラジ。間合いを詰めてきたアンドラジにタイミングよくタックル。テイクダウン。バックを取らせて立つアンドラジ。正対しようとした瞬間にまた倒した。またバックを取らせて立つ。シェフチェンコ放してハイを入れた。シェフチェンコのパンチ連打がヒット。四つに組んでアンドラジがボディブロー。さらに投げの打ち合い。体格で上回るシェフチェンコを振り回す。ボディを殴るアンドラジだが、シェフチェンコが外掛けテイクダウン。ハーフバックからチョーク。真後ろについてないので入っていない。放した。立ったがアンドラジがボディロックした状態で膝を入れる。正対した瞬間にまた倒す。残り30秒。サイドを取っているシェフチェンコ。ホーン。

1Rシェフチェンコ。ダメージは特にないが、組んだ状態の勝負ではシェフチェンコが圧倒しているというのは心理的なプレッシャーになる。

2R。組んでいったアンドラジだが、シェフチェンコが四つでクラッチしてテイクダウン。ハーフ。ハーフから立ち上がったアンドラジがタックルへ。持ち上げようとしたアンドラジだが上げられず。またクラッチしてテイクダウン。スタンドでのテイクダウン合戦ではシェフチェンコ圧倒。サイドからクルスフィックス。顔面にパンチ・肘の連打。防御できず打たれるアンドラジを見てレフェリーストップ。

今までで一番強かったシェフチェンコアンドラジに何もさせず。

アンドラジは組みの展開で勝てないのではもうお手上げ。シェフチェンコのテイクダウンが強すぎた。

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