<ライト級/5分3R>
ピーター・クイリー(アイルランド)
Def.3R0分01秒by TKO
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
走って距離を詰めたパトリッキーが右ローを蹴る。クイリーはスイッチして左ミドルから、右ストレート。両者の蹴りが交錯して、クイリーは急所を押せ、パトリッキーはアイポークがあったと目を抑える。目への攻撃はなかったように見えたが──再開後、パトリッキーが左フック、右アッパー&右フックというコンビネーションを繰り出す。さらに左のカウンターを見せたパトリッキーが、距離を支配している。
クイリーは踏み込みにカウンターを受け、離れてローを蹴られる。また目を気にしたパトリッキーに対し、クイリーは「拳を握っている」とアピールし、右を打っていく。常在戦場、パトリッキーはこのタイミングでもカウンターを入れ、圧力を高める。クイリーもジャブを当てるが、パトリッキーはガードの上から左右のフック、そしてローを蹴る。スイッチしたパトリッキーは、オーソに戻しロー、アッパー&フックからローというコンビでクイリーを攻めたてる。
ついに前足を蹴られて姿勢を乱すようになったクイリーだが、右をヒットさせる。間合いを取り直したパトリッキーはスピニングバックエルボー、跳びヒザ後にダブルレッグでテイクダウンからバックへ。ボディロックにパンチを連打し、笑みを浮かべたクイリーはエルボーからがぶってタイムを迎えた。
2R、クイリーが左ジャブを当てるも、右ローで大きく姿勢を乱す。パトリッキーは左ボディフック、そして右ローを決める。ジャブを差し合い、続く右ローでクイリーが手をマットにつく。左フックにも押されるように倒れたクイリーは踏ん張りがきかなくなっているか。構えを変えたクイリーは、足を引きずる仕草を見せる。ショートのコンビから左ボディフックをパトリッキーが決め、クイリーの腹部は赤くなっている。
サウスポーで左アッパーを決めたパトリッキーは、オーソに戻す。クイリーも左ジャブを当てたが、ボディから顔面を殴られる。打たれることに慣れているのか、ブルファイト上等のようなクイリーは、パンチを被弾しても手を出し続ける。腹を殴られると、腹にパンチを当て返すクイリーだが、残り40秒でダブルレッグでテイクダウンを許す。ガードでエルボーを3発入れたクイリー、左側頭部をカットしたパトリッキーは上を取り続けたが大量の流血が見られラウンド終了を迎えた。
3R開始とともにレフェリーがブレイクを要求し、ドクターがパトリッキーの傷を確認する。そして無情にも続行不可能と判断される。パトリッキーのセコンドを務めたパトリシオはエルボーが直角だと抗議し、クイリーも「ビデオを見よう」という要求に応じる。結果、下からの真っすぐのエルボーは0-90エルボーに当てはまらず──圧倒的に攻めていたパトリッキーはTKO負けとなった。
The post 【Bellator258】あぁ無情。試合を支配したパトリッキーが、TD後にクイリ―の下からのヒジで流血TKO負け first appeared on MMAPLANET.