ヘビー級。
グリーンはUFC4勝3敗。柔術青帯だが、三角絞めと肩固めが得意で、9勝のうち5勝が一本勝ちというヘビー級では珍しいタイプ。前回はグレッグ・ハーディ相手に2Rにパンチでダウンを奪われ、パウンドを打たれてKO負け。試合後にストップに抗議するが後の祭り。
リマはライトヘビー級で4勝3敗、ヘビー級に上げてからも2勝2敗で、勝ったり負けたりを繰り返している。こちらは柔術黒帯だが、キックのバックボーンもあり、勝利のほとんどはKO勝ち。下の階級から上げてきたにもかかわらず、ヘビー級ではリミットいっぱいで計量をクリアしている(ただし、ライトヘビー級時代は体重オーバーを繰り返していた)。
リーチに勝るグリーンが飛び込んで左を打ち込む。今度は肘で飛び込む。リマ間合いを詰めてケージに追い込みパンチを入れるが四つに組んだ。リマが押し倒してテイクダウン。リマは密着したままパウンド。グリーンは若干引き込み気味だったが、下から攻める体勢を作れない。ケージを使って起き上がろうとするがさせないリマ。パウンドでこつこつ削る。ホーン。
1Rリマ。グリーンは下を選択したのが裏目に出た。
2R。リマすぐにボディロックしてテイクダウン。サイド。ハーフになるグリーンだが、うつ伏せになり立とうとしたところでパウンドをもらう。また固めつつパウンドで削るリマ。パウンドが強くなってきた。グリーンがケージで身体を起こそうとするがさせないリマ。グリーンはただ殴られるだけで身動きが取れない。ホーン。
2Rリマ。グラウンドでグリーンが目に指を入れたとのことでレフェリーから注意を受ける。リマもラウンド終了後にパンチを入れていてグリーンも怒りを見せるが、このままでは勝てない。
3R。リマすぐに組んでボディロック。あっさり倒されたグリーン。ハーフからパウンドで削る。グリーン下で何もできず。返そうとしてノースサウスの体勢に固め続けるリマ。グリーンまたケージを蹴るがハーフに戻すだけ。固めたままタイムアップ。
30-26×2、30-27の3-0でリマ勝利。
グリーン、下で何もできないのは1Rでわかっていたと思うが、2R以降もまったくタックルを切れず。さっぱり良いところがなく完敗。