UFC262:第9試合・ケイトリン・チューケイギアン vs. ヴィヴィアニ・アロージョ

女子フライ級。チューケイギアン2位、アロージョ7位。

バンタム級から落としてきたチューケイギアンは、長いリーチを活かしたアウトボクシングUFCでの8勝はすべて判定勝ち(キャリア15戦でも判定勝ちが12ある)。しかし初のタイトル挑戦となったシェフチェンコ戦ではテイクダウンを奪われてからのパウンド・肘をもらう展開で、最後はクルスフィックスからの肘連打でKO負け。さらにジェシカ・アンドラジ戦ではボディブローで悶絶しKO負け。前回はシンシア・カルヴィーヨ相手に得意のアウトボクシングで勝利し、アンドラジに続く2位をキープしている。が、シェフチェンコ戦が完敗だっただけに、再挑戦へのハードルは高い。

アロージョもUFC初戦はバンタム級だったが、試合4日前で急遽決定の試合だったためで、UFC参戦前のパンクラスでの試合はストロー級だった。UFCでは4勝1敗。しかし勝った試合でも体格差を感じることがあった。パンクラスではパワフルな打撃を武器に三浦彩佳や藤野恵実をボコボコにして勝利している。ここで勝てばタイトル挑戦に手が届くが、オッズはアンダードッグ。

ヴィヴィアニがパンチで出る。左右のフックがヒット。チューケイギアンも打ち返す。前蹴りで牽制。右ボディから左フックを入れたヴィヴィアニ。また左ボディを入れたヴィヴィアニ。同じブラジル人のアンドラジに効かされた記憶が蘇るか。残り1分で組んでいったヴィヴィアニ。押し込む。脇の差し合い。ホーン。

1R手数でヴィヴィアニ。

2R。ヴィヴィアニがジャブを突いて出るが、前蹴りでふっとばされスリップダウン。チューケイギアンが追い打ちに来たがその前に立った。遠い間合いから手数を出していくチューケイギアン。やや間合いが遠くヴィヴィアニのパンチがヒットしない。ヴィヴィアニ蹴りをキャッチ。テイクダウン。ハーフで下から湧きを刺されているヴィヴィアニだがギロチンに抱えてコントロールするとマウント!下からホールディングするチューケイギアン。肩固めを狙うヴィヴィアニだがまだ浅い。外れてチューケイギアン立った。ヴィヴィアニちょっと疲れたか、チューケイギアンが打撃を入れていく。残り1分。会場はUSAコール。明らかに疲れが見えるヴィヴィアニ、パンチを打ち返すが手打ち。ホーン。

終盤の打撃ではチューケイギアンだが、前半のグラウンドでの攻めでヴィヴィアニか。

3R。チューケイギアンがアウトボクシング。ジャブ・前蹴りをヒットさせていく。ヴィヴィアニも手を出しているが前半ほどの圧がない。休まず手数を出し続けるチューケイギアン。左目が腫れているヴィヴィアニ。距離を詰めても踏み込みが浅くヴィヴィアニの距離にならない。チューケイギアンが冷静にパンチをヒットさせていく。手を出すヴィヴィアニだが単発。タッkルウで飛び込んだが受け止められ膝をもらったヴィヴィアニ。チューケイギアンのパンチが強くなってきた。ヴィヴィアニ手を出すが届いていない。タイムアップ。

3Rはチューケイギアンがアウトボクシングで一方的になった。1R・2Rがどうなるかだが…。

29-28×2、30-27の3-0でチューケイギアン勝利。

前半は良かったヴィヴィアニだが、2R押さえ込んでいるだけで消耗してしまい、後半は一方的に。チューケイギアンは最後は完全に自分のペースに持ち込んでランキング2位を死守しタイトル挑戦圏内をキープ。

mmadecisions.com

メディアのジャッジは29-28チューケイギアンと29-28ヴィヴィアニで割れている。

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