西荻窪のはつねと言ったらタンメンがあまりにも有名ですが、実は醤油味のチャーシュー麺が美味いと寺門ジモンが熱弁を奮っているのを聞いて行ってきました。開店直後なのに当然のごとく行列。さすがの人気店。そりゃそうだ。
カウンターだけの昭和全開の店内に響くAMラジオ。気分はもう屋台のラーメン屋です。そんな中、人の注文に耳をそば立てていると意外に醤油ラーメンを注文する人の多い事。タンメンの影に隠れた逸品。これは食べなきゃダメでしょう。
登場したチャーシュー麺。丼の上には大きめのチャーシューが放射状にセットされて壮観。脇に添えられている昔ながらのナルトがまたいい雰囲気を醸し出しています。それではまずチャーシューから。旨味がぎゅっと詰まったやや硬めのタイプ。これを肴にレモンサワーで一杯やりたくなるテイストです。
そしてチャーシューを熱々のスープに潜らせて食べるのがまた美味い。脂身が溶け出して柔らかくなった頃が食べごろ。噛むとスープを吸ったチャーシューから肉汁とスープが溢れ出てもはやご馳走です。永遠に食べていられそう。
調子がついたところでスープと麺。これぞジャパニーズクラシックラーメン。古き良き昭和の醤油ラーメンが堪能出来ます。飲んだ後の〆の一杯のイメージ。派手さはないですが、醤油の甘味と出汁の旨味が胃袋に優しく入っていきます。はつねのイメージが大きく変わった一杯。次からタンメンにするか醤油ラーメンにするか悩みそうです。