UFC on ESPN+46:第7試合・ジャック・ハーマンソン vs. エドメン・シャバージアン

ミドル級。ハーマンソン7位、シャバージアン10位。

重いパンチとギロチンが武器のハーマンソン。UFC8勝3敗で、うち判定決着は3試合のみ。ノルウェー人で、ADCC王者ユノラフ・エイネモヨアキム・ハンセンも所属していたフロントライン・アカデミーでトレーニングしており、パウンドもギロチンも力任せのようでいて、ケルヴィン・ガステラム戦では下からヒールを仕掛けてタップを奪っている。前戦では来月イスラエル・アデサニヤのタイトルに挑戦するマーヴィン・ヴェットーリ相手に1Rダウンを奪われ、その後立て直したものの打撃のヒット数で下回り、最後に足関を狙ったが抜けられて判定負け。

まだ23歳のプロスペクト・シャバージアン。UFCデビュー初戦こそスプリット判定勝ちだったが、その後は3試合続けて1Rフィニッシュ勝利。中堅のブラッド・タヴァレスにも完勝したことで期待されたが、初メインとなったデレク・ブランソン戦では1Rこそ互角だったものの、2Rにタックルと打撃を混ぜられスタミナを削られてたところにパウンドラッシュでKO負け。初黒星を喫した。

ジャブを入れるシャバージアン。ジャブの連打から右。ハーマンソンはガードを固めてブロッキング。ジャブがガードの合間を縫ってヒット。タックルに入るが距離があり見切られた。シャバージアン右フック。シャバージアン右ボディ。気持ちよく打撃を入れていくシャバージアン。ハーマンソンはブロッキングでディフェンスはしているが。タックルで押し込むが、シャバージアン切った。ノッてきたシャバージアン。ジャブからワンツー。ジャブがヒットしている。ハーマンソンはカーフキック。シャバージアン逆ワンツー。残りわずかで出ていくハーマンソン。シャバージアンは逆に距離を取る。ホーン。

1Rシャバージアン。

2R。すぐに間合いを詰めたシャバージアン。組んでケージに押し込む。テイクダウン。シャバージアンガードを取る。密着したままパンチを打ち込むハーマンソン。が、パスを狙ったところで立たれた。立ち際に得意のギロチンを仕掛けたハーマンソン。シャバージアンは頭を起こして防ぎ抜いた。その瞬間にまたテイクダウン。逆にシャバージアンがギロチンに抱えたが、そのまま後方に倒れ込みながら返そうとしたものの返せず下に。ハーフ。ハーマンソンが肘、パウンドを落としていく。ハーフの足を抜きにかかる。亀になったシャバージアンからバックを狙ったが、股下を抜けて上になったシャバージアン。またギロチンにかかえているシャバージアンだが自ら放した。今度はシャバージアンがパスを狙っていくが残り40秒。パウンドを一発入れる。ハーフから潜ろうとしたハーマンソン。返させないシャバージアン。最後にパウンドを入れていく。ホーン。

終盤のシャバージアンの攻めはあったが、大半は攻めていたハーマンソンのラウンドか。

3R。シャバージアンがパンチを打ち込んでいくがちょっと疲れが見える。ハーマンソン、ガードを固めながら出るがアッパーをもらった。距離を取るシャバージアン。前蹴り。ケージまで下がったところにハーマンソンタックル。ボディロックしテイクダウン。シャバージアンわりと簡単に倒された。ハーフからパウンド連打を入れるハーマンソン。下から抱えて防ぐだけのシャバージアン。固めながら削っていくハーマンソン。シャバージアンは返す力が残っていないか。肘連打。鉄槌。徐々に打撃のパワーがましているハーマンソン。パスしてサイド。逃げようとしたシャバージアンだが逃げられず。クルスフィックスになり肘。残り5秒でマウントを取ってラッシュ。KO。

最後はセイフティーに逆転されない時間帯にマウントから攻めたハーマンソンだが、もっと早く仕掛けていればKO出来たかもしれない。

三者29-27でハーマンソン勝利。

1Rは打撃をもらう良くない展開だったが、2R以降はタックルから削りきって勝利。3Rは三者とも10-8の一方的な内容。

シャバージアンは前回同様2Rに失速。テイクダウンされるとなかなか返せずスタミナを削られ、そのためさらにテイクダウンを切りにくくなるという展開。リカバリーもできなかった。上位に食い込むにはまだ力不足か。

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