▼RIZINライト級タイトルマッチ 5分3R ※ヒジあり
トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
ホベルト・サトシ・ソウザ(日本/ボンサイ柔術)
一昨年のトーナメント優勝したムサエフとサトシでライト級初代王座決定戦。サトシはこれまで肘なしルールを選択してきたが、今回からMMAルールはすべて肘ありルールとなる。
ムサエフはすでに来日して2週間の隔離期間に入っているとのことだが、試合直前まで隔離された状態で過ごすのがどう影響するのか。
フェザー級王者斎藤はノンタイトル戦ながら朝倉・コイケに匹敵する強豪のケラモフと対戦。同日行われる朝倉 vs. コイケは勝者が次期挑戦者になると明言されているが、その前に王者が敗れる可能性も十分ある。
スダリオが4戦目にしてようやく同体格のMMAファイターと対戦。デビュー1年に満たないスダリオにとっては厳しい相手。
RISEウェルター級王者ベノイアのMMAデビュー戦だが、本来フェザー級のドミネーターとなぜか73kg契約での試合。ベノイアがタイトルを持つウェルター級のリミットは67.5kgだが、最近は69kgや70kgの契約体重で試合をしており、73kg契約がベノイア有利になることは明らか。スキルの差を体重差で埋めようとしたハンデ戦?勝っても負けても、同等のウェイトの相手とやらなければ実力を判断しようがないが。
出場が決まっている那須川天心は3分3Rで、1Rずつ別の相手と対戦する3人掛けの試合を希望し、榊原CEOもそれを認める方針。
元々は6月13日東京ドームは武尊 vs. 天心を行うK-1・RIZIN・RISEの合同イベントとして抑えられていたが、緊急事態宣言により武尊 vs. レオナ・ペタスの試合が1月から3月に順延となり、武尊がその試合で手を負傷し6月に間に合わなくなったことで消滅。RIZINも5月の東京ドーム大会が緊急事態宣言で延期となったことにより、確保していた6月13日を使わせてもらうことになったとのこと。
天心の対戦相手は過去に天心戦をアピールした選手にオファーしたとのことだが、ことごとく拒否されたために決まらず。正直天心とドームで対戦できるなんて、負けても一切評価は下がらないし、美味しい思いしか無い気がするが、オファーを拒絶した選手にも理由があるのだろう。
1 vs. 3は真剣勝負でやるとのことだが、それこそちゃんとした選手なら「3人まとめて天心に負ける」というのはリスクが大きく、通常の試合以上に出にくいはず。そうなるとキャリアで大きく劣るかそもそもキック以外のジャンルの選手ばかりになって、どうしたってバラエティ感が強くなる。まあ、まともな相手との試合でも、武尊戦前に負けたり怪我をしたりするリスクを冒すのは見たくないし、これくらいの試合がちょうどいいのかもしれない。
ルールはキック以外にパンチのみも選択できるということで、実績のあるボクサーがエントリーしてくる可能性もある(引退してボクシングとは関わっていないことが条件になるが)。