PANCRASE321:展望

パンクラス2021年の開幕戦。カードはこちら。

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メインは王者ISAOは2019年、正規王者ナザレノ・マレガリエとの王座統一戦で判定勝ちしてタイトルを獲得すると、かつて敗れたカイル・アグォンにスプリット判定勝ちでリベンジ。昨年はコロナによるイベント中止で防衛戦はなく、フェザー級転向初戦となったアキラに判定勝ち。16年に現RIZIN王者斎藤裕VTJで対戦し判定勝ちしており、斎藤に最後に勝った日本人となっている。

中嶋太一はネオブラ優勝、ワールドスラムトーナメント優勝(ただし8人トーナメントの予定が欠場者が相次ぎ1回戦の次が決勝戦に)。パンクラス初参戦となったビクター・ヘンリー戦では試合前に遺書を書いて臨む気合の入りっぷり(ただし誤字あり)だったがスプリット判定負け。その後はパンクラスを離れてONEと契約(試合しないままリリース)、ロシアのACB参戦と海外を主戦場としていたが、18年からパンクラス復帰。しかし復帰2戦目で王者ISAOへの挑戦者決定戦だったアグォン戦はまたもスプリット判定負け。あと一歩のところでタイトルに届かない試合が続いていたが、前回はUFC帰りの堀江圭功にスプリット判定勝ちして、キャリア初のタイトル挑戦に。

お互い近年は組みでの試合が増えており、スタンドで組み合った状態での削り合いが続いて僅差の判定となることが多い。スタンドレスリングを制した方が勝つか。

セミセミ前ではフライ級暫定王座決定4人トーナメントの1回戦が行われる(決勝は8月)。フライ級は翔兵が暫定王者だったが、負傷により試合が行えないとのことでタイトル返上(一方、正王者の仙三は3年間パンクラスに上がっていない)。ランキング1位のライリー・ドゥトロ、5位のルサンド・ビコは来日できず、4位の神酒龍一は本業のアクション映像を活動のメインに置き選手活動は未定のため、2位・3位・6位・7位の4人でトーナメントが行われる。

ランク的には下位だが、軽量級ながら衝撃的なKOでの勝利を見せる秋葉、19年にネオブラを制し、その勢いで前戦も勝利した猿飛流がどこまでできるか。

また、ストロー級の次期挑戦者決定戦も行われる。グラップリングだけで勝負する特異なファイトスタイルの八田と、昨年10月に初のKO勝利でランキングを3位まで上げた宮澤が対戦する。正王者の北方は19年にタイトルを獲得してからパンクラスに上がっていないが、勝者とのタイトルマッチは行われるのか。

ポストリムで行われるネオブラのフェザー級ではワンナイト4人トーナメントで優勝者を決める(他の階級は後日決勝)。オープン参加となったことで、4人のうちパンクラス参戦経験があるのが三宅のみだが、星野は17年の修斗フェザー級新人王。コブラ会為房はプロデビューだが全日本グレコ5位の実績があるレスラー、牧野も同じくプロデビューだが、アマチュア戦績が豊富でK-1の格闘代理戦争に出ていたこともある。

明日13時から本戦(13試合)開始。本戦終了後にポストリムファイト8試合が行われる。

速報します。

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