UFC on ESPN+47:第3試合・マノン・フィオロ vs. タバタ・ヒッチ

女子フライ級。

おフランスのフィオロはアブダビUAE Warriorsでキャリアを積み、第2の地元であるアブダビ大会で今年1月にUFCデビュー。同じくUFCデビュー戦となるInvicta出身・ビクトリア・レオナルドと対戦し、長身から打ち込む打撃で2RKO勝ちしインパクトを残した。31歳で、MMAデビュー戦に負けてから6連勝・4連続KO勝ち中。

本来はマリーナ・モロズとの対戦だったが、計量3日前にモロズが欠場。ブラジルのタバタ・ヒッチは2017年に来日し、小見川道場などでトレーニングを積みながらSEI☆ZAに出場。巌流島をベースにした押し出しありのルールでの試合だったが、通算6勝1敗の戦績を残し、SEI☆ZAを卒業後はアメリカに渡ると、パラゴン柔術に所属し、マッケンジー・ダーンのスパーリングパートナーを務める。昨年からMMAに復帰し、LFAストロー級で3連勝。しかし、まだ打撃には穴がある。その上本来より階級上で強豪との対戦という厳しいUFCデビュー戦となる。

体格差がある。フィオロが蹴りを入れていく。ヒッチプレスされ後退。フィオロ関節蹴り。サイドキック。飛び込んでパンチを打ち込む。下がり続けるヒッチ。飛び込んだヒッチだがフィオロが首相撲に捕らえる。離れたヒッチ。フィオロの左がヒット。間合いを詰めて組もうとするヒッチだがことごとく受け止められ引き剥がされている。ケージに詰めてパンチを打ち込むフィオロ。クリーンヒットはもらっていないヒッチだが打撃戦では一方的な内容。ワンツーを入れたフィオロ。ヒットし距離を詰めたが、ヒッチがカウンターのアッパーから前蹴り。フィオロまたワンツーをヒット。ホーン。

1Rフィオロ。

2R。圧を強めたフィオロ。ヒッチケージを背負う。パンチから組んだフィオロがサバ折りテイクダウン。膝をついたヒッチだが立った。離れるフィオロ。また出ていくフィオロ。ワンツー。ケージに詰まったところで連打を入れる。ボディにサイドキック。ケージまで下がったヒッチに首相撲から肘。離れた。出てきたフィオロにタックルを狙うが切られた。フィオロのワンツーがついにクリーンヒットしヒッチダウン!パウンド連打!背中を向けて立つヒッチになおもパンチ連打を入れていく。離れてワンツーを入れたフィオロ。ヒットしたのを見てレフェリーのハーブ・ディーンが割って入りKO。

フィオロ完勝。相手の欠場によるとはいえ、まだUFCデビュー戦の相手にしか勝っていないが、次はランカークラスの相手との試合が見たい。

ヒッチは体格差がきつかった。次戦の適正階級での試合で真価が問われる。

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