UFC on ESPN+47:第11試合・ロマン・ドリーゼ vs. ラウレアノ・スタロポリ

ミドル級。

ジョージアのドリーゼは6戦全フィニッシュ勝利でUFCと契約したが、UFC初戦はKO勝ちしたものの、2戦目はスプリット判定勝ちで初めてフィニッシュできず。初めてミドル級に落とした3月のトレヴィン・ジャイルス戦では足関を仕掛けて下になったところにパウンドをもらう展開で判定負け。アグレッシブに足関を仕掛けるスタイルで、デビューから2戦はヒールホールドで1分かからず一本勝ちしているが、それ以降足関フィニッシュはない。

ライトヘビー級から落としたドリーゼに対し、スタロポリは前回ウェルター級で体重オーバーし、今回からミドル級に上げる。アルゼンチン大会で地元枠としてUFCデビュー。TUF出身のUFC未勝利・ヘクター・アルダナに判定勝ち、次戦ではベテランのチアゴ・アウベスに判定勝ちしたが、そこから2試合連続判定負け。UFCデビュー前は警察官だったが、現在はブラジルに移住してシュートボクセに所属している。

カーフキックを連打したスタロポリだがドリーゼタックル。テイクダウン。バックを取らせて立ちに行くスタロポリ。なおも放さずテイクダウンを狙っているドリーゼ。ケージにもたれてこらえるスタロポリ。向き直りたいスタロポリだがドリーゼがバックキープ。テイクダウン。しかし寝かされずにまた立つスタロポリ。残り1分。バックを取り続けているドリーゼ。ようやく正対したスタロポリだが、その瞬間にタックルに入るドリーゼ。またバックに回る。時折膝を打ち込むドリーゼ。ホーン。

1Rドリーゼ。

2R。右オーバーハンドで出たスタロポリだが、そこにドリーゼがタックルを合わせてテイクダウン。寝かされずにまたバックを取らせて立つスタロポリ。早めに正対したが、またその瞬間にタックルに入り、立たれるもバックを取る。ようやく正対し引き剥がしたスタロポリ。パンチで出るスタロポリだがスリップ。立ち際にパンチを入れたドリーゼ。左フックを打ち込むドリーゼ。またタックル。尻もちをつかせる。またバックに回った。立ったスタロポリの背中に乗ろうとしたが降りる。バックキープ。バックから顔面に膝を入れるドリーゼ。スタロポリ正対。しかしドリーゼダブルアンダーフック。スタロポリが足をかけて逆にテイクダウン。ドリーゼ倒された瞬間に足関を狙うが、スタロポリは足を抜いて離れスタンドに。押し込んだドリーゼ。スタロポリが差し返して引き剥がすと左ハイ。ホーン。

2Rもスタロポリか。

3R。なかなか踏み込めないスタロポリ。パンチで出たがやはりタックルに入られる。またスタンドバックポジション。正対するとギロチンに抱える。ドリーゼシングルレッグに。倒せず放してパンチを入れるドリーゼ。また組み付いたが、逆に倒したスタロポリ。ドリーゼ消耗しているか。スクートで攻めてこいとアピールするドリーゼだが、スタロポリ離れて立たせる。残り45秒。ドリーゼまたタックルからバックに付く。時間を使う。バックから膝。最後に放してパンチを入れタイムアップ。

ずっとバックを取られてフラストレーションが溜まったのか、終わった後に文句を言っているスタロポリ。

三者フルマークでドリーゼ勝利。

スタンドでバックを奪うとその体勢をキープし続けての判定勝ち。スタロポリが簡単にそのポジションを取らせすぎたし、取られた後のリカバリーが足りなかった。

タイトルとURLをコピーしました