イスラエル・アデサニヤ 1.38
マーヴィン・ヴェットーリ 3.15
デイブソン・フィゲイレード 1.47
ブランドン・モレノ 2.80
レオン・エドワーズ 1.16
ネイト・ディアス 5.50
デミアン・マイア 2.93
ベラル・ムハマド 1.43
ポール・クレイグ 3.51
ジャマール・ヒル 1.32
ドリュー・ドーバー 1.69
ブラッド・リデル 2.25
エリク・アンダース 1.71
ダレン・スチュワート 2.22
ローレン・マーフィー 1.71
ジョアン・カルダーウッド 2.22
モフサル・エフエロフ 2.90
ハキーム・ダオドゥ 1.44
パニー・キアンザド 2.70
アレクシス・デイヴィス 1.50
マット・フレヴォラ 1.42
テレンス・マッキニー 3.00
チェイス・フーパー 2.05
スティーブン・ピーターソン 1.83
ファレス・ジアム 1.81
ルイージ・ベンドラミニ 2.10
カーロス・フェリペ 1.57
ジャイク・コリアー 2.51
メインはミドル級タイトルマッチ。王者アデサニヤは前回階級を上げてライトヘビー級王者ブラホヴィッチのタイトルに挑戦したが、テイクダウンから固められ判定負けで完敗。本来のミドル級に戻しての試合となる。
挑戦者のヴェットーリは昨年のコロナ禍以降、上位陣を破って一気にランキングを上げてきた。
両者は3年前に対戦し、アデサニヤが勝ったものの、初めてKOできず苦戦した試合。1,2Rはアデサニヤがタックルを切って打撃を入れる展開だったが、3Rにヴェットーリがテイクダウンを奪い押さえ込んだ。なぜか判定はスプリットだったが、アデサニヤにとっては十分計算の上の逃げ切り勝ち。が、3Rにはスタミナが切れ、押さえ込まれた状態から逃れることができず、課題が残った内容だった。
アデサニヤのその後を考えても、当時の試合内容はあまり参考にならない。その後のミドル級の6試合でテイクダウンを奪われたのはわずかに2度。ライトヘビー級ではフィジカル差に苦しめられたが、ヴェットーリとは1度対戦しており怖さはないはず。
テイクダウンも強いヴェットーリではあるが、前回ホランド相手に11度のテイクダウンを取ったのはホランドのTDDが弱すぎただけで、UFCミドル級で突出したテイクダウン能力があるわけではない。勝つとしたら、5R中3Rはテイクダウンで押さえ込む必要があるが、特に後半はテイクダウンは難しくなりそう。
アデサニヤKO勝ち。
セミはフライ級タイトルマッチ。昨年12月に対戦しドローとなった試合の再戦。UFCでリマッチ(特にダイレクトリマッチ)が組まれる理由として最も多いのがドローからの決着戦だが、ドローとなったのは王者フィゲイレードのローブローによる減点があったため。内容自体はフィゲイレードが上回っていたし、前回フィゲイレードが倒しきれなかったのは体調不良で直前に入院があり、後半のスタミナ切れにつながったという事情があった(メインのタイトルマッチが消滅し、前月に防衛を果たしたばかりのフィゲイレードが連続で試合を行うことになったため、減量がきつかったことが影響したと思われる)。
本来の体調で臨めればフィゲイレードが危なげなく勝つだろう。が、もともとフライ級では体重オーバーも経験しており、年齢的にもフライ級では若くない33歳。準備期間があったとしても、減量がスムーズに行くとは限らないが、どうなるか。
フィゲイレードKO勝ち。
セミ前には、UFCで初めてタイトル戦 or メイン以外で5Rマッチとして組まれる試合。5Rマッチとして組まれた理由をダナ・ホワイトは「両者が望んだから」と説明しているが、どちらかと言えば「ネイトが望んだから」であるように思える。
エドワーズは昨年3月のロンドン大会でタイロン・ウッドリーと対戦予定だったが、イベントがコロナ禍による最初のキャンセル事例となり消滅。試合期間が空いたエドワーズは、昨年UFCデビューし一気に名を挙げてきたハムザト・チマエフ戦が組まれたが、チマエフの新型コロナウイルス罹患により延期を繰り返した上に消滅。約1年半のブランクが空いた3月にベラル・ムハマド戦が組まれたが、2Rエドワーズのアイポークによりノーコンテストとなっている。
ネイトは3年ぶりの復帰戦となった19年のアンソニー・ペティス戦ではフィジカルでケージに押し込んで殴って削る展開で勝利したが、ホルヘ・マスヴィダルとのBMFタイトル戦では、打撃のヒット数で3倍近い差をつけられる劣勢な展開ながら、効いた素振りを見せず真っ向から打ち合いに臨んだものの、カットによるドクターストップで敗れている。
ライト級としても小柄なペティス相手にはフィジカルで上回ったが、マスヴィダル相手にはペティス戦と同じ戦法は取れず。今回のエドワーズはライト級に落としたことがなく、体格ではマスヴィダルを上回る。
今回もマスヴィダル戦と同じような展開になると予想。ただ、今回オッズではネイトが全試合で一番のアンダードッグになっているが、3Rまでにエドワーズが仕留められず、攻め疲れで消耗するようなことがあれば、ネイトにもチャンスはあるのでは。
第1試合開始は13日の朝7時。5Rマッチが3試合あるので、全試合終了は最長で14時半くらいになる可能性はあるが、15時半開始のRIZINとは十分(テレビ視聴での)ハシゴは可能。
速報します。