ライトヘビー級。クレイグ14位、ヒル15位。
現代MMAでは特異な下攻めグラップラーのクレイグ。ショーグン戦ではキャリア初のフルタイム決着(ドロー)となったが、前戦でショーグンと再戦すると、タックルでテイクダウンし下になることなく、最後はパウンドでKO勝ち。
ヒルは昨年UFCデビューし、まだ2勝0敗1NCで3戦しかしていない(ノーコンテストになった試合は勝ったが試合後マリファナが検出されたため)。大学時代はバスケやアメフトなどの花形スポーツで活躍したエリートアスリートで、MMAプロデビューからはまだ4年の30歳。まだ無敗だが、クレイグのようなタイプの相手との対戦は初めてか。
クレイグがスタンドで組むと引き込んだ。腕を脇に挟んでオモプラッタ。ヒルが上をキープするが、クレイグは脇に挟んだ腕とは逆の腕に腕十字!完全に伸びて肘が脱臼。しかしタップなし。クレイグ三角に移行。捕らえたまま下から肘を入れるクレイグ。打たれ続けたからか、ヒルの脱臼に気がついたのか、レフェリー止めた。
引き込んだクレイグに付き合ってしまったヒル。グラウンドの実力差は歴然だった。