UFC266:9月25日にニック・ディアスが5年ぶり復帰。ロビー・ローラーと17年ぶり再戦。

9月25日にT-Mobileアリーナで開催されるUFC266でニック・ディアス vs. ロビー・ローラーのウェルター級戦が決定。メインイベントはフェザー級タイトルマッチ・アレクサンダー・ヴォルカノフスキー vs. ブライアン・オルテガのTUFコーチ対決で、セミでは女子フライ級・ヴァレンチーナ・シェフチェンコ vs. ローレン・マーフィーが組まれており、ディアス vs. ローラーは先月のエドワーズ vs. ネイト・ディアスと同じくディアス兄弟ルールでノンタイトルの試合だが5Rマッチとして行われる。

両者は2004年のUFC47で対戦。当時はディアス20歳、ローラー22歳で、ディアスが2RKO勝ちしている。ともにその後UFCを離れ、PRIDE・Elite XCを経てStrikeforceに出場。同じ大会にも何度か出ているが接点はなかった。

ディアスは2011年にUFCと契約。元ライト級王者のBJ・ペンに完勝したが、カーロス・コンディットとの暫定王座決定戦で判定負け。さらにGSPのタイトルに挑戦するも判定負け。階級を超えた1戦として組まれたアンデウソン・シウバ戦も判定負けだったが、アンデウソンの禁止薬物使用が発覚しノーコンテストとなっている。UFC復帰後4年で1勝3敗。

ローラーはStrikeforceではミドル級で試合し、ホナウド・ジャカレイのタイトルに挑戦したが一本負け。Strikeforceの消滅後、UFC参戦を期にウェルター級に落としている。2014年、GSPが返上した王座をジョニー・ヘンドリックスと争ったが判定負け。そこから2連勝し、再度ジョニヘンとタイトルマッチで再戦すると、スプリット判定勝ちで王座を獲得。2度の防衛に成功した。しかし、現在は4連敗中でランク外。リリースや引退勧告を言い渡されてもしょうがない戦績となっている。

31歳から6年も試合に出ていなかったディアスだが、どこまで戦えるのか。今週末に同じく久々の復帰戦となる元女子バンタム級王者ミーシャ・テイト同様、名前はあるが4連敗中の相手との対戦で、久々の試合ということを考慮されているが、その分負けが許されない試合になっている。

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