18年に元タイトル挑戦者のレスリング銀メダリスト・サラ・マクマンに勝利してタイトル挑戦目前まで行ったルノーだが、そこから4連敗。44歳で現UFC最年長ファイターだが、この試合での引退を宣言している。本業は高校の体育教師。陸上でオリンピックを目指していたが、妊娠したことで陸上から引退。その後MMAを始めた。プロデビューは33歳の時と遅い。
対するテイトはルノーより10歳年少の34歳。20歳でデビューし、ルノーがプロデビューした歳よりも4歳若い29歳で現役引退。TUFのコーチとしても対峙した宿敵ロンダ・ラウジーの壁は崩せなかったが、ロンダを破ったホルムをチョークで絞め落とし悲願のタイトル獲得。が、初防衛戦で現王者ヌネスに一本負けし、次の試合でペニントンに敗れるとあっさりとMMAのキャリアを終えた。その後はONE Championshipの役員に就任。ただし、UFCとの選手契約は残っており、ONEでは選手としての活動はなし。復帰にあたり、まずONEでグラップリングの試合をしたいと申し出たが断られたため、契約の残っているUFCで復帰することになった。現役から離れている間に元UFC・Bellatorファイターで現在ONEと契約しているジョニー・ヌネスと結婚し、2人の子を産んでいる。
ジャブを放つテイトだがまだ距離がありヒットせず。右で飛び込むがまだ距離が遠い。ルノーのジャブも間合いの外。ルノーのローにジャブを合わせたテイト。パンチが交錯。テイトタックル。ケージに押し込む。こらえるルノー。テイト押し込んで膝。引き剥がしたルノーだがテイトの左がヒット。打撃の連打で飛び込んだテイト。タックル&外掛けでテイクダウン。ガードから蹴り上げるルノーだが、テイトはガードを割ってハーフに。しかし時間がない。ホーン。
1Rテイト。笑みを浮かべてコーナーに戻ってくるテイト。
2R。ワンツーから左ハイを放ったテイト。ルノー飛び込んで左をヒット。出てきたテイトにパンチを合わせるルノー。しかしタックルを警戒しているのか手数が少ないし踏み込みも浅い。テイトタックル。ケージを掴んでこらえたルノー。テイト抱えあげて倒した。ハーフ。下からキムラを狙うルノーテイトはこらえたまま脇腹に肘。放したルノー。立ったテイトは寝た状態のルノーの足をサバいてハーフで押さえ込む。残り1分。テイト肘・パウンド。ルノー鼻血。上からパウンドを落とすテイトを足で遠ざけたルノー。立ったテイトがまたガードに飛び込んでいく。ホーン。
2Rテイト。
3R。ルノーにとってファイター人生最後の5分間。しかし出られない。逆にテイトが打撃で出て左をヒット。間合いを詰めるとタックルへ。テイクダウン。サイド。ハーフバックからパウンド。バックマウントになり殴るテイト。ルノー身動きが取れないまま殴られ続ける。レフェリーストップ!
テイト完勝。5年のブランクがあってもランカーの実力があることを示した。
対するルノーはテイトのタックルを警戒するようになった2R以降は手数が減り、思ったような攻めができなくなった。