【UFC249】タチパレスで開催決定?!→UFC249、5度目の正直とならなかったヌルマゴ✖ファーガソンの歴史

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UFC249【写真】果たして6度目の正直が実現することはあるのか──ヌルマゴメド✖ゲイジー(C) Zuffa/UFC

6日(月・現地時間)、開催地は未だに不明だがショーは18日(土・同)に決行されることになったUFC249。同大会は当初の予定ではニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンバークレーセンターで開催され、メインでUFC世界ライト級王者カビブ・ヌルマゴメドフにトニー・ファーガソンが挑戦する予定だった。

Tachi palaceしかし、既報の通りロシアから米国に入国できないチャンピオンに代わり、暫定王座決定戦でファーガソンがジャスティン・ゲイジーと戦うことがアナウンスされている。同大会、ダナ・ホワイトが個人所有の島で行うという発言があったなか、カリフォルニア州リムーアのタチパレス開催という話も──有名サイトSherdog創始者のジェフ・シャーウッド氏=リムーア在住)による発言として米国MMAサイトでは報じられている。

ここでは5度目の延期となったヌルマゴメドフ✖ファーガソンの過去──トップコンテンダー入りを賭けた対決から暫定王座決定戦、さらに世界戦とことごとく実現しなかった両者のニアミスを纏めてみた。


最初に彼らのマッチアップが組まれたのは2015年12月のTUF22フィナーレだった。TUF13ウィナーのファーガソンは、UFC戦績9勝1敗──元Strikeforce世界ライト級王者ジョシュ・トムソンというこの階級のパイオニアを破るなど、上位に顔を覗かせてきた状態だった。対してヌルメゴメドフはキャリア22連勝中、UFCでも6連勝でハファエル・ドスアンジョスを下して以来、ドナルド・セラーニとの対戦が2度に渡りキャンセルされた状況であった。

この時、ヌルマゴドフの負傷欠場によりファーガソンはエジソン・バルボーサと対戦しダースチョークで一本勝ちを収め確実にキャリアップを果たした。

続いて両者の対戦が決まったのは2016年4月のUFC FOX19だった。元々は3月のUFC196でヌルマゴメドフは、ファーガソンがオクタゴンで唯一黒星を喫したマイケル・ジョンソンとの試合が組まれていたが、ジョンソンの欠場でファーガソンに代役の白羽の矢が立てられた。が、この時はファーガソンが肺に不調が生じて流れた。

3度目の正直が期待された2017年3月のUFC209では、2人は暫定ライト級王座を賭けて戦うことが決まっていたものの、計量を翌日に控えたヌルマゴメドフが減量中に体調を崩し、病院に運ばれドクターストップが掛かった。この7カ月後にファーガソンはケビン・リーを破って暫定王者に就いている。

そして2018年4月、UFC223=NYブルックリン大会のメインイベントで世界王座と賭けて暫定王者ファーガソンとヌルマゴメドフの対戦が決まったが──何と試合を6日後に控えたファーガソンがメディアデーで会場のコードに足を引っかけてヒザの靭帯損傷という予想もできないアクシデントで、4度目の対戦も流れた。

この週末、ヌルマゴメドフは代役マックス・ホロウェイの代役で、体重オーバーのアル・イアキンタと自らが勝利したのにベルトを巻くという変則王座決定戦に勝利。晴れてUFC世界ライト級のベルトをその腰に巻いている。

それから1年、NY決戦は人類が過去に経験したことがない新型コロナ・ウィルスのパンデミック下におかれ、五たび実現することはなかった。

tachi out side来週末ファーガソンが2度目の暫定王座獲得を目指しゲイジーと拳を交える同大会。メイン以外でも、マイケル・ジョンソン✖カーマ・ワーシー、ビセンチ・ルケ✖ニコ・プライス、フランシス・ガヌー✖ジャルジーニョ・ホーゼンストライク、サム・アルヴィー✖ライアン・スポーン、ジェシカ・アンドレジ✖ローズ・ナマジュナス、ジェレミー・スティーブンス✖カルヴィン・ケイター、ホナウド・ジャカレ・ソウザ✖ユライア・ホールらが組まれた同大会が開催地は米国領内のどこかの個人所有の島なのか、果たしてタチパレス・カジノリゾートとなるのか続報を待ちたい。

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