UFC265:第1試合・ジョニー・ムニョス vs. ジェイミー・シモンズ

バンタム級

ムニョスは昨年8月、レイ・ボーグの代役として計量当日にUFCデビューが決まった。本来のバンタム級より上のフェザー級でネイサン・マネスと対戦(直前でムニョスの減量が間に合わなかったからで、マネスも本来はバンタム級)。1Rにテイクダウンしキムラを狙いつつパウンドを打ち込み攻勢だったが、2R以降はテイクダウンを奪えなくなり判定負けでMMA初黒星。直前の試合決定でスタミナもなかったのかもしれない。柔術黒帯のグラップラー。シモンズ戦は4月に組まれていたが、シモンズが肋骨を痛めて中止になっていた。

シモンズは昨年11月にUFCデビュー。初戦はキックがバックボーンのギガ・チカゼで、牽制がずっと続いた1R後半に組み付いていったのを引き剥がされ、左ハイをもらってダウンしパウンドでKO負け。ウィスコンシン州レスリング王者。ローカル時代はUFCで戦うような選手との対戦経験はなく、いまだ実力は不透明。

ジャブで牽制するムニョス。タックルを狙ったが組み付けず。シモンズは様子見でフェイントを見せるが手が出てない。プレスしてパンチを打ってきたシモンズ。ワンツー。飛び込もうとしたムニョスだが、シモンズのパンチをカウンターでもらいぐらつく。ダメージがあったのかバランスを崩しただけなのか微妙だが、ムニョス変わらず手を出していく。シモンズは手数が少ない。残り1分。ムニョスパンチで飛び込むと組み付いてテイクダウン。ガードを取るシモンズ。残りわずかで首をとったムニョス。シモンズが立とうとすると膝を入れた。ホーン。

一瞬ぐらついたのがダウンと判断されなければ、1Rは手数とテイクダウンでムニョス。

2R。シモンズプレスしていくが、ムニョスがタックル。テイクダウン。今度は早々に倒した。シモンズが立とうとして亀になった瞬間に両足フックしバックマウント。チョーク。パームトゥパームからクラッチに変えるが外れた。しかしなおも四の字ロック。またチョーク。がっちり入りタップアウト!

ムニョス、2戦目で寝技の強さを見せUFC初勝利。

シモンズはレスリングが得意なのかもしれないが、寝技が得意な相手にはタックルも仕掛けられず、テイクダウン警戒で打撃も思い切って出せず。打撃で敗れた初戦に続き、今度は寝技で敗れて今の所何も見せられていない。

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