UFC265:第9試合・ソン・ヤドン vs. ケイシー・ケニー

バンタム級

中国No.1プロスペクトのヤドンUFCデビューから5勝0敗1分けと負け無しでランキングにも入ったが、前回はカイラー・フィリップスにテイクダウンされる展開で判定負けし、UFC初黒星。ランキングからも外れた。まだ23歳。以前はテイクダウンされると押さえ込まれたままになったこともあったが、前回はリカバリーも早くなっており、成長している。

柔道で全米ジュニア選手権優勝、レスリングではグレコとフリーで州王者になっているケニーはUFC5勝2敗。30歳だが、プロデビューは現在のヤドンの年齢と同じ23歳と遅い。前戦は元王者のドミニク・クルーズとの対戦で、2Rまではタックルを切って互角の展開だったが、3Rにテイクダウンを奪われ判定負け。

オッズはややケニーがフェイバリット。ヤドンの苦手なタイプと見られているか。

ミドルを蹴るヤドン。ケニーはタックルを狙う構えで打撃を出しながら間合いを詰めていく。ヤドンのパンチがヒット。タックルで飛び込むフェイントを見せつつ出るケニー。タックルのフェイントから左を放つケニー。ヤドン右ミドル。ケニーがニータップのフェイントから左をヒットさせる。プレスしてきた。ヤドンもパンチを打ち込むが腕でブロックするケニー。スピンキックを見せるケニー。自ら放った蹴りでスリップしたヤドン。ケニーが上になろうとするが、すぐに潜って立った。離れる。ケニーが間合いを詰めてケージを背負わせる。ヤドンサークリング。ホーン。

1Rヒット数ではヤドンだが僅差のラウンド。

2R。すぐに中央までダッシュしたヤドン。下がらない。パンチで出ていく。またプレスしていくケニー。ヤドンも下がりながら手を出していく。ケニーの追いかけてのパンチは届かず、ヤドンが飛び込んで連打を入れる。ケニータックル。しかし受け止めて切ったヤドンヤドンのパンチがヒットするがケニーも打ち返し左がヒット。ヤドンが組んでケージに押し込むが入れ替えたケニー。ホーン。

2R僅差だがヤドン

3R。ヤドンがパンチを入れて出ていく。ケニーがテンカオを入れるがキャッチしたヤドンヤドンも攻め疲れかパンチのスピードが落ちているものの、手を出し続ける。右ミドル。ケニータックル。切った。両者動きが落ちている。手を出すのはヤドン。ケニータックルに入る踏み込みがないのでヤドンに余裕が出てきた。またタックル。切った。パンチで出るヤドン。また右ミドル。ケニー組み付くがパンチで引き剥がす。最後にタックルで倒したが残り5秒。タイムアップ。

29-28ケニー、29-28ヤドン、30-27ヤドン。スプリットでヤドン勝利。

負けてないと勝利をアピールするケニーだが、別におかしい判定ではない。

明確にテイクダウンを許したのは最後のタックルのみ。1Rに下になった時にもすぐに立ち上がっていた。が、その分若干打撃での攻めの圧力が落ちているか。

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