ミドル級。キャノニア3位、ガステラム9位。
ヘビー級で1勝1敗、ライトヘビー級で2勝3敗と平均以下の選手だったキャノニアだが、ミドル級に落とすと3連勝でトップランカーへ。その中にはレジェンドのアンデウソン・シウバにKO勝ちした試合も含まれている(アンデウソンの負傷TKO負けでアクシデントチックではあったが)。ヘビー級時代からの重いパンチは階級を落としても健在。しかし前回はランキング1位・ロバート・ウィテカーに3Rにダウンを奪われる完敗で連勝ストップ。王者アデサニヤとウィテカーの対戦は来年以降になる可能性もあるということで、とりあえずしばらくは勝ち続けるしかない。
ガステラムはアデサニヤとの暫定王座決定戦で初のタイトル戦を行ったが、ハイキックでぐらつかせる場面があったものの判定負けで獲得ならず。その試合から1勝4敗と負けが多くなっている。特に前回のロバート・ウィテカー戦は終始ジャブで削られて三社ともフルマークをつける完敗。年齢的にもまだ29歳で下り坂に入る選手ではないが、UFCに長くいるだけに対策も立てられており、技術的にもアップデートが必要になっている。
ガステラムの飛び込んでのパンチを下がってかわしたキャノニアが右ハイ。また飛び込むガステラム。右を合わせたキャノニア。飛び込みを狙うガステラムとそこにパンチを合わせるキャノニア。キャノニアのカーフキックがヒット。キャノニアの右がヒット。残り1分。両者なかなか間合いに入れない。ガステラム残りわずかでタックルに入るがホーン。
1Rキャノニア。
2R。飛び込みを狙うガステラムだがそこにパンチを合わせるキャノニア。ガステラムシングルレッグ。キャッチできず切られる。間合いがやや遠く、ガステラムの飛び込みが見切られている。パンチで出るガステラムだが空振り。キャノニアの右をもらう。組んでバックに回ったガステラムだが離れた。しかしその後の左がヒット。キャノニアも出てきて間合いが近くなる。ガステラムパンチで出るがやはりガードの上。ホーン。
2Rはほぼ五分の内容。
3R。キャノニアの飛び込んでの右フックが入りガステラムダウン!立ったがまだ効いているか。しかしキャノニア出ていかない。ガステラムタックルへ。組んでスタンドでバックを取るが、キャノニア正対し引き剥がした。キャノニアのジャブがヒット。ガステラムは自身のダメージを測るようにステップ。キャノニアワンツー。ガステラムもパンチを打ち返す。ガステラムタックル。止められた。ダメージは抜けた様子のガステラム。しかし飛び込むところにキャノニアが右を合わせてくる。ガステラムパンチで出るがキャノニア距離を取る。ホーン。
3Rキャノニア。
4R。ガステラムのパンチに距離を取るキャノニアだが、逆に前に出てパンチを打ち込む。ケージまで追い詰めたが、ガステラムタックルへ。四つに組んでケージに押し込む。キャノニア押し返し離れた。逆にプレッシャーをかけていくキャノニア。ガステラムの左ボディに右を合わせる。前に出たガステラムにアッパーが入り、ガステラム尻もちをつくがそのままタックルへ。キャオニア離れた。キャノニアのジャブを頭を振ってかわすガステラムだが、肝心の攻撃が当たらない。ホーン。
4Rもキャノニア。
5R。キャノニア距離を取りカーフキック。ガステラムがパンチで飛び込んでいくがかわされる。右の肘を入れたキャノニア。ガステラムパンチのフェイントからタックル。ダブルレッグで倒したが、キャノニアすぐにバックを取らせて立つと正対。ガステラムなおもテイクダウンを狙うが腕をオーバーフックして防ぐキャノニア。引き剥がされる。ガステラム飛び込んでいくもまた距離を取られる。残り1分。キャノニアが出たところにタックル。しかし受け止めたキャノニア。時間がない。キャノニア逃げ切り体勢。組んで押し込むガステラムだ。離れた打撃で出るがタイムアップ。
判定三者48-47の3-0でキャノニア勝利。
2Rと5Rがガステラム?意外と僅差の判定になったが、ガステラムは最後までキャノニアの間合いを崩せず。