フェザー級5分5R。バルボーザ9位、チカゼ10位。
強烈な蹴りを武器にライト級でもトップランカーまで上り詰めたバルボーザ。昨年フェザー級に落とした初戦はダン・イゲに2Rまで僅差の内容でスプリット判定負けしたが、そこから2連勝。前回はランカーのシェイン・バーゴスをカーフキックで効かせた上に、パンチでKO勝ち。
キック世界王者からMMAに本格転向したチカゼは、コンテンダーシリーズで一本負けするなど当初はMMAへのアジャストが出来ておらず、テイクダウンディフェンスに難があったため、得意の打撃も思い切り出せなかった。しかし非テイクダウン回数はコンテンダーシリーズ初戦から4→3→2と試合をこなすことに少なくなり、ここ4試合はテイクダウンをされていない。その分、攻められるようになり、ここ2戦はKO勝ち。前戦では古豪のカブ・スワンソンを63秒でKOして世代交代を印象つけた。
プレスするのはバルボーザ。チカゼケージ際まで下がる。バルボーザカーフキック。チカゼ飛び膝を放ったがヒットせず。ミドルを入れるチカゼ。バルボーザワンツー。チカゼ出たがまたプレスされる。ダッシュしてパンチをはなったチカゼだがバルボーザのパンチを貰いバランスを崩した。チカゼ左の蹴りから出ていく。距離を取るバルボーザを追っていく。ガードの上だが攻撃の印象はつけた。残り20秒。チカゼまた出ていく。左ミドル。バルボーザ下がって距離を取る。ホーン。
1Rチカゼ。
2R。またプレスするバルボーザ。しかしチカゼが飛び込んでパンチを打ち込んでいく。間合いを詰めるのはバルボーザだが手数ではチカゼ。入ってくるところに右を合わせるチカゼ。チカゼがオーソドックスに構えるとカーフキックを入れるバルボーザ。打たれるとスイッチするチカゼ。バルボーザ右ハイ。チカゼは左右にステップしてケージにつまらないようにしている。追っていくバルボーザ。またカーフキック。バルボーザ左ミドル。前蹴り。パンチはヘッドムーブでかわしたチカゼ。ホーン。
際どいラウンド。後半はバルボーザがプレスしていたが、手数には差がない。
3R。ジャブを出すバルボーザ。チカゼがテンカオを放つとキャッチしようとしたバルボーザだがつかめず。チカゼが間合いを詰めてパンチをヒット。ちょっと効いた!チカゼ追いかけていく。距離を取るバルボーザだがパンチが入りぐらついた。追い打ちでダウン。下かあ足関を狙うバルボーザだが足を抜いたチカゼ。タックルに入るバルボーザにアナコンダチョーク!しかし決まらず。抜けて立ったバルボーザにさらにパンチを打ち込む。ぐらついて再度ダウンしたバルボーザを見てレフェリー止めた。
チカゼが初のメインでストライカー対決を制す。意外なアナコンダチョークも見せたが、最後はやはり打撃で決めた。
勝ったチカゼはマックス・ホロウェイとの対戦をアピール。