UFC on ESPN+51:メインイベント・チアゴ・サントス vs. ジョニー・ウォーカー

ライトヘビー級5分5R。サントス5位、ウォーカー10位。

重い打撃で3試合連続KO勝利しタイトル挑戦まで行ったサントスだが、JJとのタイトル戦から3連敗中。まだランキング5位でリリースされるポジションではないが、ここで負けるようだとタイトル挑戦圏外となる。3連続KO勝ちの中には現王者ブラホヴィッチも含まれており、現時点で最後にブラホヴィッチを破った相手のため、ブラホヴィッチが王座をキープしていれば再挑戦のチャンスはある。

ウォーカーはUFCデビューから3連続秒殺KO勝利と勢いが凄かったが、4戦目はコーリー・アンダーソンにパンチを効かされ逆に1RKO負け。次戦のニキータ・クリロフ戦ではテイクダウンされるとスタミナを削られグダグダの内容になった末に完敗。現時点ではタイトル争いをするレベルにはないが、ここで勝つようだと一気にトップランカーとなる。

さすがに不用意に間合いには入れないウォーカー。遠い間合いでフェイントを繰り返す。サントスも様子見。じわじわ詰めてローを入れたウォーカー。前蹴り。両者警戒している。ウォーカーパンチのフェイント。開始から3分、両者ローしかヒットしていない。なおも見合いが続く。じわじわ出るウォーカーだが、サントスの間合いまでは入らない。前蹴り。残り1分。やはり蹴りしかヒットがない。サントス残りわずかで出てきたがウォーカー距離を取る。ホーン。

1R、サントスのヒットは3発のみ。ローや前蹴りを入れていたウォーカーのラウンドか。

2R。サントスなんとタックル。シングルレッグ。切ったウォーカー。離れ際にようやく両者のパンチがヒット。が、また蹴りの間合いに。牽制のローのみ。サントスのミドルがヒット。もう一発。さらにもう一発。ようやく試合が動き出したか。ウォーカー関節蹴り。残り1分。ウォーカー、1Rからパンチはほぼフェイントのみ。残りわずかで距離を取るウォーカー。ホーン。

2Rはミドルを入れたサントス。

3R。両者行くぞ行くぞの構えは見せるが行かない。サントスの左ハイがかすめる。サントスのパンチは距離が遠く空振り。サントス踏み込んで左を打ち込みヒット。ウォーカーが出たがサントスは蹴りで止める。ウォーカーの蹴りにパンチを合わせたサントス。ようやくサントスが前に出だしたか?と思ったが、ウォーカーが出る素振りを見せるとまた距離を取る。ウォーカーのローにパンチを合わせたサントス。徐々に距離が近くなっている。残り1分。じわじわ出るウォーカーだがサントスサークリング。行くフェイントのみのウォーカー。ホーン。

3Rもヒット数に差がないが、牽制のローのみのウォーカーよりパンチをヒットさせたサントスか。

4R。間合いを詰めるウォーカーだがサントスのパンチを警戒し、遠い間合いでの蹴りのみ。右ハイ。サントスが左ボディを入れると腹を押さえるウォーカー。わざとらしいが誘いか?ウォーカーのミドルをキャッチしたサントス。ウォーカーが片足でこらえてパンチを入れるとサントス放した。ウォーカーパンチで出るがサントスのカウンターがヒット。ホーン。

このラウンドもヒット数は僅差。

ここまで差がつかないラウンドが続いていると、両者ともに「自分がもし勝ってたら倒しに行って逆にKOされたら嫌だな」という意識が働いて出ていかない展開になる心配があるが…。

4R。サントスが踏み込んでワンツー。ウォーカーはパンチが当たらない間合いからロー、関節蹴り。サントスの左がビッグヒット!ウォーカーはもっと打ってこいと挑発。右で飛び込んだウォーカー。サントス右ミドル。残り2分。ウォーカー前蹴り。サントスのバックスピンキックは間合いの外。ウォーカー出てワンツー。両者とも余力を残したまま。フェイントだけを見せる。派手な蹴りを見せるウォーカーだが間合いが遠く空振り。タイムアップ。両者勝利アピール。

三者48-47でサントス勝利。

試合後に勝利アピールしていたウォーカーも笑顔でサントスを称える。

ウォーカー、強さは微妙かもしれないがアグレッシブなのが魅力だったのに、攻めに行かず判定負けでは期待はずれ。

サントスもこの内容ではタイトル戦線復帰とまでは言えない。

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